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2016年11月10日木曜日

メガネとスイーツ



福井県鯖江市と言えば…多くの人が「メガネ」と答えるだろう。

そして、鯖江市のある福井県は菓子小売業の数が人口10万人あたり44.6軒で
全国2位という多さである。

昔は、嫁入りする家では2階や屋根の上からまんじゅうを投げ、
下では近所の人が逆さに広げた傘でまんじゅうを受けるという
「まんじゅうまき」という風習もあったという。

棟上げや新造船の船おろしの時などに、餅を投げたりするが、
そうした門出を祝うものであったらしい。

ふるまうまんじゅうも、数千個になったこともあり、
菓子屋さんにとっては特需である。


お店の数の上ではスイーツ県ではあるものの、10年前に290店が
県菓子工業組合に名を連ねていたが、現在は220店に。

人口減やコンビニスイーツなどの参入で苦戦が続いているが、
メガネのようにトップブランドへ押し上げる手だてはないものか。

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/event_calture/100658.html
まんじゅうまき

2016年11月9日水曜日

アイデンティティー



アイデンティティーという言葉は「自己同一性」などと訳されたりして、
いったい何?と今ひとつストンと落ちてこない。

自分自身の心のよりどころですよ、などと言われてもピンとこない。


アイデンティティーは何も一個人に限ったことではなく、国や地域、
そこに暮らす人々のアイデンティティーがある。


南北600kmという長い鹿児島県の最南端に近い沖永良部島は、
江戸期の薩摩藩による琉球侵攻以前は琉球王国の支配下にあった。

島を統治した北山王の次男・えらぶ世之主(よのぬし)が亡くなって、
今年はちょうど600年にあたる。


節目の年に『世之主野外音楽祭』が開催された。
音楽祭では島内の琉舞道場や民謡研究所、地元バンドなど8組が出演し、
沖永良部島と沖縄のつながりを再認識した。

同祭実行委員長の桂弘一さんは言う。
「われわれは明治に琉球と切り離され、鹿児島県になっているが、
 食も言語なども沖縄の文化でアイデンティティーは琉球だ」と。


国際化とともにボーダレスがどんどん進む中で、今一度拠って立つ
足元をしっかり見つめ直す。

個人や会社にとっても必要なことなのかもしれない。

http://amamijin.com/iroiro100ca/column/story01.html
「えらぶ世の主」伝説

2016年11月8日火曜日

やさしく注意をうながす



車を運転していて、食ってかかるようなもの凄いクラクションの音で、
車を車線から追いやってしまうようなドライバーがいる。

腹が立つし、イライラするし、精神上よくない。

太陽と北風の話ではないけれど、無理やり旅人のコートを剥ぎ取るよりも、
なごませ心地良くさせて、旅人みずからがコートを脱ぐやり方が望ましい。


京都に仏具であるおりんや鉦などを手がける「りんよ工房」がある。
ここでは昔ながらの製法を守っていて、おりんの音色は切れが良く、
うねりをもった余韻があるという。

つまり、人を不快にさせないやさしい音色というわけだ。


そこで、このおりんを自転車用ベルにしようということで開発を重ね、
1年前から「白井ベル」の名で販売している。

自転車用だからベルの厚みや大きさを工夫し、ベルをたたくハンマーも
おりんの撞木の材料である黒檀が使ってある。

お値段は3万円と5万円とやや高めだが、この9月に日本の優れた地方産品を
世界に発信する民間プロジェクト「The Wonder 500」」の一つに選ばれた。

おりんの音色で世界の交通安全をと、夢は大きく広がっている。

http://shirai-bell.com/about/
白井ベル

2016年11月7日月曜日

カブトエビで交流復活



カブトガニならぬカブトエビという白亜紀くらいから生き続けるエビがいる。
体長は2センチほどで、大きめのオタマジャクシといった感じである。

生息地は田んぼで、水面にはびこるウキクサの類を食べる習性があるが、
農薬に極めて弱い。

だから、無農薬あるいは低農薬農法を実施している水田は、
カブトエビにとって楽園なのである。


宮城県角田市の農家4人で結成された「うまい米研究会」では、
カブトエビが棲む水田でコメを作り「カブトエビ農法米」と名付けた。

研究会のメンバーによると、減農薬栽培に取り組んだ15年ほど前から、
水田にカブトエビが発生し年々増えているという。


角田市と東京目黒区は友好都市協定を結んで児童の交流などがあったが、
東京電力福島第一原発事故の影響で交流を休止している。

今回のカブトエビ農法米の誕生により風評被害を払拭し、
角田の水田は事故以前と何も変わっていないことをアピールして、
以前のように児童どうしの交流が復活すればという期待がかかる。

http://www.monstersproshop.com/tadpoleshrimp/
カブトエビ

2016年11月4日金曜日

おちんの神



長野県飯田市上村中郷地区は人口77人で、上村の中で最も少ない。
ここで生まれ育った野村武一さんはなんとか地区を活性化させようと懸命だ。

野村さんはUターン組で、名古屋に出て建設会社を経営していた。
その頃に、鋳物工場の社員から珍妙なものを譲り受けた。

男性のおちんちんをかたどった鋳物で、どこかの神社の御神体だったらしい。
とりあえず、会社の受付に置いていたら、出入りする業者から、
長年患っていた病気が治ったなどの声が寄せられるようになった。


現役を引退して2013年に帰郷した野村さんは、昨年この御神体を
南アルプスジオパークの名所の一つ「蛇岩」の前にほこらを設けて設置した。

すると、地域の人たちが拝むようになって
第一志望の高校に合格しましたという声も寄せられた。

そこで、おちん=落ちんをかけて「平成おちんの神」と命名し、
今月23日には蛇岩前のほこらに安置されている御神体を開帳する。

www.cbr.mlit.go.jp/tenjyo//jimusyo/office/data/ka20160120.pdf
上村の【蛇岩と平成おちんの神】

2016年11月2日水曜日

下界をへい睨しながら



以前、本メルマガでお城に宿泊という記事を書いたように記憶する。
今回は、お城の天守閣を会議やパーティーなどに使いませんか、という企画。

北九州市小倉区にある小倉城は慶長7年(1602)細川忠興公が築城した名城、
当時は「唐造り」とよばれ、当時はとても珍しい城だったといわれている。


小倉城の天守閣を貸します、と打って出た北九州市は国際会議や見本市など
大規模イベントの誘致に力を入れていて、お城を誘客材料に持ってきた。

小倉城は市の所有だが、文化財の指定は受けていないので、
こうしたコンベンション会場としても活用することができるのだろう。
ただし、城内での「深酔い。大声」は禁止とのこと。

今月13~16日には同市で胎児に関する国際会議があり、開幕初日の
歓迎セレモニーのパーティ会場として使用することが決まっている。


お城に限らず歴史的建造物の中には、宿泊とか食事とか
じっくり時間をかけて楽しんでみたいと思うものが多い。

いろんな規制はあるとは思うが、可能な範囲で利用の幅を広げていけば、
一般の観光客も増えていくにちがいない。

http://www.kokura-castle.jp/
小倉城

2016年11月1日火曜日

いちご飯


とちおとめなどの名前で知られる栃木県だが、いちごを使った名物に、
なんと「いちご飯」をPRしようと一生懸命だ。

いちご飯は、2012年に真岡北陵高校の生徒が開発したもので、
その後、中華料理店の店主である白川文雄さんと共同で、
改良を重ねてきた。

その甲斐あって、14年に下籠谷の井頭公園で開かれた県主催の
「とちぎ元気グルメまつり THE FINAL in真岡」で、
いちご飯を使った「真岡いちご飯バーガー」がグランプリを受賞した。


さて、これまでは作品だったいちご飯バーガーを、今度は商品として
売り出していくだわけだが、どんなアイデアが出てくるのか楽しみである。

フルーツはどちらかというと日本料理より西洋料理に合うイメージがあるが、
「いちご大福」という画期的な先行商品もあることだし、
アッと言わせる商品を期待したい。

http://moka-kankou.org/menu/kankou/20131228160822/
名物グルメ「いちご飯」