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2014年10月31日金曜日

方言でふるさとを活性化

 “ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく”


石川啄木の歌のように、人は生まれ育ったふるさとの言葉に
気持ちがぐぐっと引きよせられることがある。

また、異郷の人も知らない土地の知らない言葉に
親しみを覚え興味を示すこともある。


ふるさと言葉=方言を地域おこしにというのは昔からある手法で、
方言大会、方言検定、方言グッズなど数え上げれば切りがない。

先般、方言の中では難解な部類に入る鹿児島弁を
人気のLINEスタンプにしたというのが話題になった。


下記は宮城県の仙台弁を単語カードにしたというもので、
第一弾は昨年9月に発売して、すでに1万部を売ったという。


単語カードにしたというアイデアもなかなかで、
これを開発した会社は『あきた4コマち!!』(秋田県に関する「あるあるネタ」を、
女子高生キャラが4コママンガでズバリ紹介!)というフェイスブックページを運営していて、
こちらも実に楽しい。


女子高生キャラが、ややこむずかしいテーマに挑むというのは
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
あたりからの流れだろうが、アテンション、インタレストといった
AIDMAの法則にのっとっていて、にくい手法でもある。


方言は文字にした時のおもしろさ+耳にした時の楽しさがあるから、
そこらあたりを商品価値に加えれば、オッと思うものが生まれるはずである。

かくいう私は、その手のグッズを構想中で、机上のプランはまとまっている。
後は制作資金集めと販売および運営方法を確立するのみなのだが…

2014年10月29日水曜日

家をDIYで、しかも後のつながりも

家や家具が作れる木材キットがある。
坪単価30万円ほどで、素人でも作れる。

販売元は震災で大きな被害を受けた陸前高田市の
株式会社「紬」という会社である。


社長さんは大工さんでもなく左官さんでもなく、
ソーシャルマーケティングの仕事などをやっていた人物だ。

彼は陸前高田の人ではなく、震災復興の事業に携わったのが縁で、
預金100万円をはたいて会社を立ち上げた。


詳しい情報は下記のURLに掲載されている。
http://smartbusiness.jp/news/1728



建築に関してずぶの素人が、資金もわずかなのに、
震災で加工工場が機能しなくなり
余っていた気仙杉をなんとか活用したいという思いひとつで
起業していったのはすごいことだと思う。

しかも、工芸品といった規模の小さなビジネスではなく、
大きな市場を創造するビジネスをという展望のもとに
がんばっているというのもすばらしい。



地方の商品開発は、作った、売ったでピリオドとなることが多いが、
新しい市場を切り開き、DIYというものづくりの
楽しみが人と人をつなげていくという
連続性のある展開は実に楽しみである。


あとは震災から得た地元の知恵をどうもりこんでいくか、
そんなことを考えながらKUMIKIシリーズの今後に
注目してみたい。

2014年10月27日月曜日

ひとつよりふたつ、ふたつより…

特産品にしろ新しい技術にしろ、
ひとつだけというのは、よほど群を抜いていないかぎり
目立たないし、埋没してしまうことが多い。


近年の地域おこしを見ていても、
単騎勝負ではなく複数もしくは塊でというものが多い。


地域のグルメコンテストで上位に入れば、
開発したお店だけで販売するのではなく、
地域一帯のお店で盛り上げていく。


たとえば、鹿児島県枕崎市の「枕崎鰹船人めし」なども
ベースは白飯に鰹の最身をのせて出し汁をかけて食べる
漁師料理である。


これを市内の料理店が一丸となって取組み、
その店なりのひねりをきかせて
味わってもらうという趣向である。


同じ味をそれぞれの店でということであれば、
食べる側も楽しみがない。

この店はこういう味だったけど、お次はどうかなという
期待感をもってのれんをくぐることができる。

https://www.facebook.com/mkfunadomeshi
枕崎鰹船人めしフェイスブック



一方、新潟県燕市の「燕三条工場の祭典」は、
金属加工を中心とした工場を公開し、イベントを開くというものである。

ものづくりというくくりに60ほどの工場が集まるというもの
ここならではの歴史とスケールを感じさせる。

のみ、たがね、かんな、ほうちょう、やっとこなど和の道具から
ナイフ、フォーク、ペンチ、アウトドア用品など洋の道具をつくっている
工場の技、人、心にガッツリ出会えるという企画は
行ってみたいなあという気持ちを起こさせてくれる。

http://kouba-fes.jp/about-2014/
工場の祭典


ひとつよりふたつ、ふたつよりもっともっとである。

2014年10月25日土曜日

「シカのフン」の元

奈良のシカは国の天然記念物に指定されている。


かつて、大女優吉永小百合さんが

奈良の春日野 青芝に腰をおろせば 鹿のフンフンフンフーン 

と熱唱されていて、マジ?と思ったことがある。


そのシカのエサを確保するのもたいへんで、
牧草などの飼料が年間130トン、660万円が必要だとか。



一方、伊丹の大阪国際空港。
こちらには、騒音をものともせず滑走路の間に雑草がたくましく育つ。

あまり伸び放題になれば見た目が悪く、
飛行機の離発着に影響を及ぼすかもしれない。

そこで、年3回ほど草刈りをするのだが、
刈り取った雑草をシカのエサにということで乳酸菌で発酵させた。


こうしてできた空港飼料は栄養価が高く、保存性もいいという。
しかも無償提供で、かかるのは輸送代のみ。年間30万円ほど節約できる。

シカを管理する団体はもちろん、大阪空港にとっても、
さらにシカにとってもグッドな三方一両徳のアイデアである。



空港がない奈良県が空港の雑草をという発想がオモシロイ。



お金をかけて廃棄したり処分したりしているものが、
あるところではお金を出しても欲しいものなのかもしれない。



高い栄養価 エサ代節約 鹿にも好評



2014年10月22日水曜日

「うどん県」から「さとう県」へ

四国の香川といえば讃岐うどんの本場で、
近年の県のPRコピーは「うどん県」である。

いきなり、うどん県とは思い切った表現だなあ
と最初に見た時は感心しきりであった。

要潤はじめ香川出身のタレントさんを動員して、
うどん県を懸命にアピールしている。



その「うどん県」が、近いうちに「さとう県」に
なってしまう?かもしれない。



シリコンバレーならぬ「ホワイトバレー」構想というのがあり、
その主役は砂糖である。


砂糖といっても一般的な砂糖ではなく、
自然界にわずかだけ存在する希少糖である。


希少糖は50種類以上あるが、いずれも取れる量が少なく
高価なために、なかなか食品として一般に流通することはなかった。


そこを香川大学の先生が研究を重ねて、
「D-プシコース」という希少糖に変換する技術を編み出したのである。


「D-プシコース」は砂糖の7割の甘さがあるのに
カロリーはゼロ。


夢のような砂糖で、お菓子や飲み物、料理にと
食品関連のメーカーが希少糖に、まさに食指を動かしている状態である。


美容・健康という魔法のキーワードがついた商品に、
消費者はいくらでも金を払うという流れは変わらない。


ホワイトバレーにちなんで、砂糖の代わりに希少糖を使った
Xマスケーキを作って売り出せばおもしろいかも?


http://www.pref.kagawa.lg.jp/kisyoto/
希少糖プロジェクト


2014年10月21日火曜日

お酒とアニメ

その日本酒の名前は「秀一」。

秀一と聞いて、いったい誰を思い浮かべるのだろう?

記事によると、秀一とは機動戦士ガンダムのシャアの声優池田秀一さん。

池田さんが彦根市で開かれたイベントに参加した時に、
地元のバー店主中村さん、蔵元である中澤酒造の杜氏中沢さんと知り合い、
このたびの「秀一」の商品化につながったという。

池田さんが清酒党なのか知らないが、
蔵元としてはガンダムのシャアをラベルに使いたいところだろうけど
版権があってなかなかお金がかかる。

そこで、声優の池田さんの名前をいただいたということだろうか。

仮にシャアをラベルに使ったりすると、未成年者にも絶大な人気を誇る
ガンダムだから、お酒という商品の特性上好ましくないこともあるのか。



逆に、

「あれ、秀一?この人、だれ?」

「池田秀一という俳優さんですよ。昔は『次郎物語』といった
 テレビ映画などにも出ていらっしゃいました」

「ああ、そうなんですかあ~」

「今は機動戦士ガンダムのシャアの声優さんとして有名ですけど」

「そうですか、私もガンダム大好きでしてねえ」

などとガンダム世代の若いお父さんが買っていかれるのでは…
次郎物語世代は還暦前後のおじさんたちだから、
いやあ、なつかしい等と言ってぶら下げていくのかも。


いずれにしろ、そうした物語(ストーリー)が語られていくことで
商品は浸透していくのである。



http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20141016000050
池田秀一さんの名前を関した酒に関する記事