「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2016年2月26日金曜日
えんがわ
島根県浜田市で「くりすさん」「先生」「縁側のおばちゃん」などと
呼ばれている女性がいる。
彼女は2004年6月に、子どもから高齢者まで地域の人たちが気軽に集える
「浜田のまちの縁側」を始めた。
いろんな世代が気軽にコミュニケーションをとることで、
結びつきを深くし、ご近所力をアップしようという試みである。
週2回の「みんなの居場所」、月1回は「縁側カフェ」、
さらに不定期で開かれる「わんでいしぇふ」などメニューもいろいろ。
あくまでも、くりすさん個人の活動であるから、
継続していくためには極力お金をかけないこと。
地道な活動であるが、地域にどれだけ根付いているのか、
利用している側の本音の部分はどうなのか。
聞こえてこない、見えてこない部分もある。
生半可な気持ちでは、こうした活動を継続していくのはむずかしい。
http://www.hamayori.jp/modules/shop/index.php?action=MainView&shop_id=1234
浜田のまちの縁側
2016年2月25日木曜日
木の下に眠る
塊から個へという流れは、世の中のいろんなところで見受けられる。
旅行も以前の団体旅行から、着地型観光のように個人の好みで
旅の楽しみをチョイスしていくスタイルが増えている。
冠婚葬祭においても大ホールで多くの客を招き壮大な宴を催すのから、
親族や親しい友人と祝福の時を楽しむといったものが好まれる。
葬儀にいたっても家族葬のように身内だけでおくる形が増えてきた。
当然のことながら、そんな流れはお墓にもやってくる。
仰々しいお墓なんて不要です。
一本の木の下で静かに眠ればいいという人も多い。
そんな要望に応えるべく京都市営墓園では樹木葬が営める区画の
整備を進めている。
現在、樹木葬を行っている深草墓園への納骨は2014年度は1546件で、
10年前に比べると倍に増えている。
少子高齢化、核家族化が進む中で、現実的にお墓を維持・管理して
いくのは難しい。
樹木葬であれば、そうした維持管理の手間がない上に、
人は死んだら自然に還るという意識の部分での共感も大きい。
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20160218000024
墓石の代わりに木の下に…
2016年2月24日水曜日
イベント、次なる一手
イベントというものは何を催すかはもちろん、どこで催すかという
開催場所の比重も高い。
いいお芝居なのに、交通の便が悪いホールだったら人が集まらない。
人が集まり、公演もまずまずの評価で満足してはいけない。
公演後、評価の輪がどんどん拡散していってはじめて成功といえる。
山口県、旧長州藩は幕末期に逸材を数多く輩出した。
あと2年で、明治維新から数えて150年にあたる。
そうしたこともあって、幕末史に興味を持ってもらおうと、、
山口県内の歴史愛好家らでつくるNPO法人・防長史楽会が、
旧県会議事堂で、幕末の一場面を寸劇で紹介するトークライブを行った。
題材は初代外務大臣を務めた井上馨が1864年に襲われた「袖解橋の難」。
寸劇を演じるとともに、事件の経緯なども解説した。
トークライブに集まったのは約130人。
やや少ない気もするが、一回きりで終わるのではなく、年に1回程度
開催したいということなので、次なる一手を見てみたい。
http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2016/0222/5p.html
2016年2月23日火曜日
温泉フリー
ここ10年くらいだろうか、ネットビジネスはじめ商いのコンセプトに、
フリー=タダを据えて展開する企画が増えたように思う。
プロバイダーを乗り換えれば最初の1年間はフリーですよ、
などともちかけられると、安くなる上に1年間タダなのかと契約する。
通販の世界でも、2個申し込むと1個おまけしますという誘い文句に、
最初から1個の予定でも2個頼んでしまう。
決して目新しい企画ではないのだが、フリーは人の心をとらえやすい。
石川県加賀市には山代温泉、山中温泉、片山津温泉と名湯が並んでいる。
その名湯を4箇所、無料開放する「タダ湯めぐり」が好評だ。
ただし、だれでもタダというわけではなく、19~22才の若者限定。
期間もいつでも利用できるのではなく、今月12日から来月31日まで。
昨年8~9月に第1回のタダ湯めぐりが開催され、期間中2401人が利用し、
街中は若者でにぎわった。
今回は冬場の閑散期で大学生の卒業旅行などを視野に入れているが、
湯けむりの街を若者は闊歩してくれるだろうか。
http://www.yomiuri.co.jp/local/ishikawa/news/20160209-OYTNT50101.html
「タダ湯」若者の心つかむ 加賀温泉郷
2016年2月22日月曜日
子ども食堂
栄養バランスの取れた食事を地域の子どもたちに無料もしくは安価で
提供する「子ども食堂」の活動が全国にひろがりつつある。
現在、全国の70ヵ所ほどで定期的に開催されているという。
経済的な理由で満足な食事をとることができない子どもの支援、
親が仕事に出ていていつも一人で食事をとらないといけないなど、
孤食を余儀なくされている子どもの食スタイルの改善などが目的だ。
富山県高岡市でも今月13日に「オタヤこども食堂」がオープンした。
富山県内では初の試みで、県議、市議、会社員など地元の女性有志
8人が開設にこぎつけた。
当日はおにぎり、だし巻き卵、ローストビーフ、グラタンなど
子どもに人気があるメニューが並び、親子20人ほどが訪れた。
開設は月2回予定されていて、食事代は子ども無料、大人300円だ。
外食産業なども無料とは言わないが、子どもが低価格で
お腹いっぱい食べられる日を設ければと思うのだが…
http://style.nikkei.com/article/DGXLZO95894480Y6A100C1CC1000?channel=DF130120166040&style=1
「こども食堂」全国に広がる 貧困や孤食に救いの手
2016年2月19日金曜日
音を立てない
暑い日に喉を潤すために、ストローでジュースを一気に吸い上げる。
最後のほうでズズ~ツとか音が出るが、それが嫌いな人がいるらしい。
不快な音が出るので、最後まで飲むのをやめたりする人もいるとか。
そうした不快音の出ないストローなるものが発明された。
京都市京都大学の学生さんが考えたもので、この無音ストローは
飲み残しなどが減り地球環境にも貢献できる、というのが売りである。
たしかに、ズズ~ツという音は気にはなるものの、
極端にやらないかぎり、そんなに不快というところまでは達しないような…
ひとりひとりのセンシビリティの問題であるから、なんとも言えないが、
こうしたことに着目し、地道に研究していく姿はよろしいのでは。
ストローの構造や内部の表面の特性を変えることで音を抑えるそうだが、
現段階では、吸いにくいなどの課題があるという。
目に見える不快なものは、わりと早く改善改良が進むが、
耳から入ってくるものは意外と野放しにされているケースが多い。
そのあたりもビジネスのタネが転がっている。
http://www.oricon.co.jp/news/2067024/
「ズズッ」なしストロー発明へ
2016年2月18日木曜日
いぶりがっこ
地方の産品には「これ、何?」と想像もつかないネーミングがある。
たとえば、ご当地鹿児島県には「ときんのよめじょ」なるものがある。
よめじょ=嫁女だろうと推測がつくが、ときんとは何か?
「ん」は「の」という意味の助詞で、問題は「とき」だ。
鹿児島弁は、しょうちゅう(焼酎)=そつ、と呼ぶように縮めて発音する。
それで、「とき」も本当は、トウキビ=サトウキビである。
サトウキビの嫁女とは何なのか?これからは解説不能なので、
答えを言うと「トウモロコシ」である。
サトウキビの嫁女が、なんでトウモロコシなのか、考えると夜も眠れない。
さて、場所は変わって秋田県横手市に「いぶりがっこ」という名産がある。
がっこは、秋田の方言で漬物のことらしい。
いぶりとは何か?これは製法である。
原料である干し大根を、楢の木や桜の木でいぶり上げる。
いぶり上げることで香ばしくなり、噛めば噛むほど味が深くなるとか。
この特産いぶりがっこが集う「いぶりんピック」が横手市で開かれた。
18人が自作レシピを持ち寄って自慢の見栄えや食味を競った。
競うことで品質や技術がアップし、生産者どうしの親睦を図る。
どんな世界にもある話だが、要は続けていくことが大事である。
http://www.iburigakko.co.jp/iburi/
いぶりがっこ
2016年2月17日水曜日
使い手がつくり手になる
シルバー人材センターは各自治体にあるが、登録者の中には、
すごい知恵や技をもった人たちがいる。
それを、あまり市民にわかりやすく語ってくれないので、
仕事の質よりも料金的なもので、お願いということが多いようだ。
滋賀県竜王町のシルバー人材センターでは、冬場に仕事が減るので、
みずから製品をつくって販売しようという攻めの姿勢に出た。
できあがったのが熊手だが、そんじょそこらの熊手ではない。
肉厚な竹を使い、爪は金属製のリベットで固定するので頑丈である。
そもそも、会員が草刈り作業を頼まれた時に市販の熊手を使ったが、
耐久性に問題があり、ではみずからつくろうということになった。
昨年350本を生産し、それでも生産が追いつかなく、今でも2~3ヶ月待ち。
”ありそうでなかった商品”と同センターの事務局長が語っているが、
ありそうという手応えをつかんでくるのは、やはり使い手で、
つくり手でもある会員の知恵と技あればこそである。
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20160211000043
頑丈な熊手、数カ月待ちの人気
2016年2月16日火曜日
寒のうなぎ
夏の暑い盛りにスタミナをつけようと、うなぎ屋へ客が殺到する。
近年、うなぎの量が減り、蒲焼きなどのうなぎ料理も値上がりした。
うなぎ屋さんとしては、なるだけ多くのお客様に来店頂きたいが、
夏場に比べると冬場はどうしても客足が遠のいてしまう。
暑さを乗り切るうなぎがあるなら、冬の寒さを吹き飛ばすうなぎが
あってもいいじゃないか。
ということで、長野県岡谷市内のうなぎ料理店jなどでつくる
「うなぎのまち岡谷の会」が「寒の土用うなぎ祭り」を開いた。
土用というのはなにも夏ばかりではなく、四季それぞれにあり、
冬の土用といえば立春の頃である。
この催しは今年で9回目で、目玉のミニうな丼1200食の整理券が
40分ではけてしまった。
こんな盛況であれば夏と冬だけではなく春秋にもすればと思うのだが、
春は開催されていないようだ。
花見にうなぎ…ちょっとちがうような気もするが、
お酒が入ればガンガンすすむのではないだろうか。
http://www.okayacci.or.jp/unagi/
うなぎのまち岡谷
2016年2月15日月曜日
書き時計
plotとは書くこと、clockとは時計のことで、
両方の言葉を掛けあわせて「plock=書き時計」だそうだ。
書き時計と言われもピンとこないけれど、中央にある磁気ボードに、
4本のペンが時刻を書いてお知らせする時計ということだ。
秒単位では無理なので、分単位で刻々と時刻を書き換えていくという。
書き時計を発明したのは山形県にある東北芸術工科大学の4年生で、
卒業、修了研究・制作展に展示され人気を呼んでいる。
時計といえばアナログからデジタルに変わったのは大きかったが、
文字の表示方法そのものを変えたというアイデアはおもしろい。
しかし、完成までにいろいろ苦労があったようで、
407個使ってある木製のパーツが木のゆがみで動かなくなったりしたとか。
デジタルになって、漢字の書き順を忘れてしまうことが多いが、
そうしたことを教えてくれるものがあってもいい。
便利と便利の間に抜け落ちたものがある。
http://www.huffingtonpost.jp/2016/02/08/story_n_9184800.html
見よ、これが「書き時計」だ
2016年2月12日金曜日
炭焼きに奮闘中
地域おこし協力隊員はじめ地方に住みついてがんばる人がいる。
文科省の協力団体が組織しているのは「緑のふるさと協力隊」。
「緑のふるさと協力隊」は、農山村に興味をもつ若者が、
地域再生に取り組む地方自治体に一年間住民として暮らしながら、
地域密着型の活動に携わるプログラムです、とある。
農業や林業、地域村おこしに関わったり、海外で活動している人もいる。
高知県高岡郡越知町の小日浦地区は現在3世帯5人が暮らしている。
かつては100人以上が暮らしていた同地区も、今や限界集落となった。
ここで炭焼きの復活に取り組んでいる隊員がいる。
21歳の重松恵さんで、彼女は地域で受け継いできた技を残し、
再び人が集まってくる活動をということで炭焼きに挑戦している。
窯はできあがったものの、実際に炭焼きをやってみると、
原木の並べ方や火かげんがむずかしく、まだ技を継承できていない。
任期は1年で今年3月がタイムリミットだが、残留も検討中だとか。
わずか1年の間に思っていた通りの成果を挙げることは難しいだろう。
それでも、いろんな地方に若者が情熱のみで体当りする姿は頼もしい。
http://www.n-gec.org/activities/furusato.html
緑のふるさと協力隊
2016年2月10日水曜日
この場に集いし者は…
ドラえもん、クレヨンしんちゃん、名探偵コナンとか人気アニメは、
今も小さい子どものハートをがっちりつかんでいる。
しかし、コミックになった年やTVアニメになった年から数えると
もうウン十年の歳月が流れていることになる。
だから、ドラえもんのファンと言ってもかなり年代が広い。
宮城県仙台市青葉区に「アニソン酒場」が誕生したのは2011年9月のこと。
通称アニソンバーと呼ばれ、県内はおろか週末には東北各地から
アニメファンが押し寄せてくるという。
客の年齢層は20代から60代と幅広く、常連の3割は女性客だ。
古いアニソンを熱唱する人、コスプレでアニメキャラになりきる人
などなど、入れ代わり立ち代わり閉店まで客足は絶えないとか。
「アニメファンの潜在顧客はまだまだいるはず。
アニソンバーを伊達政宗や牛タンと並ぶ仙台の新たな売りにしたい」
とアニソン酒場の本郷店長は大きな夢を描く。
アニメ、コスプレは、いまだもってサブカルチャー枠で語られるが、
仕事に関わっている人やファンにとってはサブでもなんでもいいわけで、
「この場に集いし者はすでに仲間である!」のだ。
http://anisonsakaba.com/howto/index.html
アニソン酒場とは?
2016年2月9日火曜日
真珠をプレゼント
愛媛県愛南町中浦は真珠の養殖がさかんである。
真円真珠発祥の地であり、その美しさは「月のしずく」とも
「人魚の涙」ともいわれている。
このたび、地元の小学生が近くの作業場で、真珠の浜揚げ作業に挑戦した。
昨年6月に真珠の核入れをし、10月には表面に付くフジツボなどを除去した。
核入れしたアコヤガイ50個を浜に揚げ、貝に手を入れて核を取り出すと
直径7mmほどの光り輝く真珠が顔を出した。
採取した真珠は、この春卒業する6年生3人が指輪やペンダントに加工して、
保護者にプレゼントする。
いただいた保護者も、さぞや大満足であろう。
地域の特産品や伝統の技の継承において、このようなことを企画していけば
子どもたちもきっいつかは、と思うにちがいない。
http://www.wakaki-pearl.com/pl/green.html
真珠アクセサリー作り体験
2016年2月8日月曜日
イルカは、いるか?
十年くらい前だったろうか、鹿児島市の対岸の桜島の道路を走っていると、
イルカの群れが歓迎するように海岸から200mくらいの所を泳いでいた。
20頭ほどいただろうか。意外と大きく見えたのが印象に残っている。
それから、たびたび錦江湾沿いを走るが、いまだイルカに再会できず。
ところが2日付の地元紙を呼んでいたら、イルカ2群50頭を確認!
という記事が目に入ってきた。
かごしま水族館の調査によると1月28日に調査を行い、
錦江湾の奥で30頭の1群と、5頭の別の群を発見したという。
それに湾の中央で20頭の群が確認された。
5頭の群は30頭の群と重複している可能性があり、調査結果から省いた。
50頭のイルカが錦江湾内を泳ぎ、子どものイルカも目視されており、
湾内で出産、育児が継続されているらしい。
種類はミナミハンドウイルカ。いつかまた会えるのが楽しみだ。
http://ioworld.jp/study/study-15248
錦江湾にイルカを探しに行こう
2016年2月5日金曜日
アシカが「鬼は~外」
節分は終わってしまったが、アシカの豆まきの記事が目についた。
兵庫県豊岡市の「城崎マリンワールド」での話である。
エエッ?アシカって手はないはずなのに、どうやって撒くのか?
一瞬そう思ったが、記事を読んで納得。
アシカには手よりも器用に動かせる口があるのだ。
升を取り付けた棒を口に加えて、「福はうち~」と係員が言うと、
アシカはユーモラスな動きで升に入っている豆をまくという仕掛けだ。
口でボールを操るくらいだから、簡単だろうとおもいきや、
約一ヶ月間練習に明け暮れ、本番に臨んだという。
アシカに限らず動物に豆まきをしてもらおうという動物園も多く、
いろんな動物が豆まきにチャレンジしている。
アシカの場合、口で棒をふりまわすので、近くにいた人だけが
豆を拾うことができ、もう少し遠くまで飛ばしてという声も。
人間の文化や習俗に動物の力を借りるのもいいが、
動物が持っているすごい能力を、うまく人に見せる工夫があってもいい。
http://www.kobe-np.co.jp/news/tajima/201602/0008772855.shtml
アシカが豆まき
2016年2月4日木曜日
むずかしい、キャッチコピー
観光ポスターを作成するとなると、悩むのがキャッチコピー。
具体的にその土地の魅力を語るのか、イメージ路線でいくのか。
こういう切り口、ああいう切り口とアイデアは浮かぶが、
この言葉がゼッタイ!などと確信をもってプレゼンはできない。
選ぶ側も、斬新でインパクトのあるものをと言いつつ、
決まったものが、ごくふつうにあるおとなしめのコピーだったり。
「大館というところ」
これが秋田県大館市が観光ポスターに採用したフレーズである。
心に響く、響かない。インパクトのある、なし。訪れたくなるか、
ならないか。などなど審査ポイントはいくつも出てくるが、
決めるのは結構しんどい作業である。
作成した秋田県のアドバイザーは
「自治体の観光ポスターは(○○県○○市)の文字が最も目立つものが多く、
上からの押し付けに感じられることもある。他の自治体とは違い、
一歩引いたところで発信、PRを進めていくべき」と思いを語っている。
思いはこうでも、実際どれだけの効果をもたらすのか、
そのあたりが事前にわかる広告効果測定器があればいいのだが。
http://www.city.odate.akita.jp/dcity/sitemanager.nsf/doc/sightseeing_top.html
大館市
2016年2月3日水曜日
ちょいと、若旦那
若旦那、落語の世界ではお人好しの二代目さんで放蕩三昧、
吉原通いで身上を持ち崩し、とうとう家を追い出される役どころ。
今どき、そんな脳天気な若旦那は少ないと思うが、
若女将という言葉の方がバリバリのやり手、という印象が強い。
福島県は震災後の風評被害で、今も震災前のにぎわいを取り戻せない
商店や施設が多い。
そんな中、県北の温泉旅館の若旦那さんたちがサミットを開いた。
福島県の魅力向上と発信を目的に開いていて、今回で3回め。
今回はこれまでの活動の総括と今後のプロジェクトの活性化が議題。
新しい地域ブランドである「若旦那」を広げるためにどうするか?
などといった議論が交わされ、アイデアを出し合った。
フリーマガジン「若旦那図鑑」といったものも発行されていて、
活動内容についても細かく記されている。
今は着物を着て帯を締めた若旦那衆だが、
もろ肌を抜いで必死に頑張っている姿を見てみたい。
http://wakadan.com/news.html
若旦那図鑑
2016年2月1日月曜日
応援したくなりますね。
万年2位というのは、本人にとっては、やはりおもしろくない。
一度でいいからトップの座に立ってみたい。
兵庫県たつの市の食品メーカー「イトメン」は日清食品に次いで
インスタントラーメンを開発したのに、知名度はイマイチ。
イトメンの即席めんは年間2000万食売れているものの、
大都市圏では大手のシェアが高く苦戦している。
今年創業70週年の節目を迎え、なんとか現状打破を図ろうと、
ツイッターやフェイスブックを使った「残念なイトメン応援
キャンペーン」を始めた。
「社長はストレスもないのにハゲ!」
「会議室に落書きが放置されているイトメン!」
などといった自分の会社の残念な部分をあけすけさらして、
「応援したくなりますね。」と結ぶ。
イトメンへの応援ツイートやフェイスブックでのシェアをしたら
抽選でチャンポンめん1ケースが当たるなどの特典が付いていて、
ホームページを見ているだけでニンマリしてしまう。
http://www.itomen.com/omoshiro/
イトメン応援キャンペーン
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