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2017年1月31日火曜日

おんな城主直虎



今日は31日、おだやかに明けた2017年も12分の1が終わろうとしている。
年明けにテレビ各局でいろんなドラマが始まったが、概ね好評である。

NHKの日曜夜8時と言えば大河ドラマだが、今年は戦国時代が舞台で、
荒々しい時代に生きた女城主井伊直虎の物語である。

まだ、直虎の幼少期をたどっているが、どういう展開になるのやら…


大河ドラマが放送されると、地元にとっては大きな経済効果があり、
自治体はじめ観光を中心に力を注ぐが、直虎の地元浜松はどうなのか?

まず、直虎の世界観を紹介する大河ドラマ館が15日市内にに開館。
浜松市は1年間で50万人の来場を見込んでいるが、すでに半分にあたる
25万枚の前売り券が売れているという。


大河ドラマ館だけではなく市内を回遊してもらうために、井伊家の
歴史を紹介する「浜松出世の館」を整備した。

史跡巡りをサポートするスマホアプリの開発、誘客促進のために
市の西部の特定地域の電車やバスが乗り放題になるきっぷの販売。

自動車対策として年内定額料金で静岡県内の高速道路が走り放題になる
「速旅『ふじのくに歴史めぐりドライブプラン』」を企画している。

旅行プランについても通過型だけではなく、観光客と密に交流できる
食や農業などをからめた体験型のプランを立てている。

あの手この手のプランが並ぶが、さて効果やいかに?

https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/miryoku/naotora/
「女城主 井伊直虎」ゆかりの地 浜松

2017年1月30日月曜日

地吹雪体験・新ご三家



南にいると雪の凄さはおろか、地吹雪などまるでイメージできない。
青森県津軽地方の名物イベント「地吹雪体験」は今年で30年を迎える。

当地にとっては厄介な自然現象を観光資源として定着させたわけだから、
その功績は大きい。

30年続いているということが、なによりの勲章である。

そして、今年は同県の平内町、今別町、鰺ヶ沢町の新ご三家でも開催する。

平内町ではほたて広場を「夏泊スノービーチ」と称し、冬の海辺を楽しむ。
今別町では郷土芸能「荒馬」の衣装を身にまとい、雪原を歩く。

そして、鯵ケ沢町はホテルグランメール山海荘の中庭に、秋田犬「わさお」
などの雪像を設置し。、雪にメッセージを書き込むイベントも実施する。

近年はハワイ、台湾などの外国人観光客の間で人気が高まり、
地吹雪体験には述べ2772人がやって来た。

寒い時期にこそ猛烈に寒い体験を!味わってみるのもいい。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170121_23003.html
<地吹雪体験30年>訪日客にも人気

2017年1月27日金曜日

歩いて、自然を満喫



時間がないから、疲れないから…といった理由で旅の足は、
飛行機や列車や車という機械に頼ってしまう。

江戸時代以前の旅はほとんど歩きで、参勤交代やお伊勢参りなど、
さぞや大変だったと思う。

しかし、車でさっと通過してしまうのと、自分の足で大地を踏みしめ、
目の前に広がる景色と対話しながら歩く旅で感動も異なる。


北海道の北根室では、山道などを数日かけて歩いて自然を楽しむ
「ロングトレイル」が人気を集めている。

中標津町から弟子屈町までの71,4kmを歩く旅で、
コースは中標津町で酪農を営む佐伯雅視さんが手弁当で6年かけて整備した。

北海道の大自然を楽しむには、人間が持っている二本の足で踏破する
歩くたびこそ、もっともふさわしいとの信念でつくったコースである。

2011年秋に完成し、今では約3000人がロングトレイルを楽しんでいる。
ロングトレイルコースは全国に18箇所あるが、
「北根室ランチウェイ」は整備の良さや丁寧な道しるべなど評価が高い。


かつて「モーレツからビューティフルへ」というフレースがあったが、
「ビューティフルから大地を踏みしめて」という流れなのか?

http://www.kiraway.net/05howtowalk.html
北根室ランチウェイ

2017年1月26日木曜日

いやはや「ばかたれ」だって



ネーミングによって商品の売上が左右されることは多々ある。
だからといって、あまり奇抜な名前ばかり狙っても効果はない。

高知県四万十市の女性会社員池本さんが作った焼肉のたれの商品名は
なんと「ばかたれ」である。

命名したのは池本さん本人ではなく義父である。
ネーミングの意味するところは不明だが、ばか旨といったニュアンスか?


もともと、この焼肉のたれは義母が手作りしていたもので、
四万十市の甘めのしょうゆをベースににんにく、みそなどを加える。

その義母さん秘伝の味を嫁である池本さんが受け継ぎ、
できたたれを友人らに配ると、すこぶる評判が良かった。


そこで商品化という流れになったのだが、
お店に並べてみると、これがまたばか受けして人気拡大中である。

池本さんの実家は100年を超える老舗の料理店で、
ここで生まれ育った池本さんは小さい頃から食に関心があった。

焼肉だけではなく、もつ鍋、カレー、野菜炒めなどにも合うという。

https://www.facebook.com/bannoutare.bakatare/
ばかたれfb

2017年1月25日水曜日

いい湯だな



ここ数日寒い。雪国の方は雪かきかれこれ大変だと察する。
寒い日はお風呂であたたまり、鍋物などあたたかい料理をいただき、
ストーブやこたつのある暖かい部屋でゆっくりするのが一番だ。


寒い寒いと言いながらネット検索していると、
温泉の中で体を寄せ合っている一群を見つけた。

人間ではなく、見た目ほのぼのと愛嬌のあるカピバラである。
カピバラはコロンビ ア、ブラジル、ベネズエラ、 アルゼンチンなど
広い南米大陸の森の中に生息している。

そうした温かい国で育っているため、冬の寒さがこたえるのか、
身を寄せ合った団子状態でお湯につかっている。


その心和むシーンを見ることができる那須どうぶつ王国、埼玉県こども
動物自然公園、伊豆シャボテン動物公園、長崎バイオパークの4園で、
カピバラが湯船につかっている時間を競う「長風呂対決」が開催された。


長風呂対決は今年で5回目で、前年度は那須どうぶつ王国のメスのウミが
優勝した。今回もウミが昨年の記録を約3時間上回る4時間56分32秒という
驚異的な記録で連覇。

それにしても、スゴイ記録である。カピバラという名前には草原の覇者
という意味があるそうだが、草原ならぬ露天風呂の覇者である。

http://capybara.eek.jp/navi-yu.html
カピバラの露天風呂

2017年1月24日火曜日

完売「海の七草」

完売「海の七草」

なるほど!、海にも草があったんだとあためて気付かされた。
松の内に七草がゆを食べるが、スズナ、スズシロといった植物である。

ところが、三重県鳥羽市国崎町の「くざき鰒あわびおべん企業組合」は、
ワカメやアラメなど地元で取れる海藻類に着目した。

これらの海藻を7つ集めて粉末にし、ナマコの卵とアワビを砕いて入れた
おかゆの元を開発し「海の七草」として商品化した。

「海の七草」は4g入り1袋で、茶わん4杯分のおかゆができる。
さっそく年明けの七草がゆを狙ってネット上の食品スーパーで販売した。

すると、2日間で用意した500食が完売するという人気ぶり。

ワカメ、アワビなど海産物はじめ素材はすべて地元産、
同じ草でも海の草に着目したこところ、海産物はおかゆに合うといった
マーケティングが功を奏した。

2017年1月20日金曜日

キャベツ界の風雲児



フルーツに関しては、わりと目新しい品種が出現するが、
野菜となるとジャガイモとかニンジンとかがっちり定位置が決まっている。


キャベツも、見ただけで姿かたちや味が連想できる。
しかし、岡山県瀬戸内市牛窓でできる牛窓甘藍をご賞味あれ!

同じキャベツなのに、甘くてえぐみが少なく、歯切れがいい。
しかも、加熱しても水分が出にくいので、お好み焼きや餃子に最適である。


牛窓甘藍は5年ほど前から試験販売を開始し、果物のような甘さなど
試食者から高評価を得てきた。

しかし、生育の見極めがむずかしく病気に弱いので生産量が少なかった。
農家が経験を積むうちにそうした課題を克服し、
この1月から3月までに約200トンを出荷できる体制が整った。


味と質で従来のキャベツを圧倒するパワーをもっていることから、
関係者は「牛窓からキャベツ革命を起こせる」と自信満々である。

5年間の辛抱と味へのこだわりから生まれた牛窓甘藍、
果たしてキャベツ界に革命を起こす風雲児となれるのか!?

http://www.asahi.com/articles/ASK1C3JL1K1CPPZB006.html
「牛窓甘藍」、出荷始まる

2017年1月19日木曜日

心の忘れ物



手紙やハガキは実在する人へ対して差し出すが、そればかりとは限らない。

5年前に亡くなった夫へとか、とてもやさしくしてくれた恩師へとか、
今は亡き人へ言葉をおくりたくなる時がないだろうか。

そうして、思いのたけをしたためた手紙を投函するのは「優便ポスト」へ。
郵便ではなく「優便」であることにご注目。

島根県の西部にある飯南町が井戸谷の交流施設「谷笑楽(しょうがく)校」
に設置した優便ポストには1ヶ月で70通ほどの手紙が届いた。


優便ポストを提唱したのは大阪在住の詩人・里みちこさん。
里さんは、会えなくなった人に伝えそびれた感謝やおわびを手紙にしたため、胸のつかえをとる「優便」のアイデアを2年前に町の記念式典で語った。

その話を聞いた同町赤名郵便局長の永井康隆さんが、優便ポスト第1号を
飯南町にと奔走して、今回の設置となった。

投函された手紙は未開封のまま一年間保管し、とんど焼きの日に燃やし、
差し出した人たちの思いは煙となって天へとのぼっていく。


飯南町観光協会の言葉がふるっている。
「優便ポストは、心の忘れ物を受け止めてくれる。
 いつの間にか心に閉じこめてしまった思いをしたためてほしい」

http://www.47news.jp/photo/1511951.php
優便ポスト

2017年1月18日水曜日

おばあちゃんといっしょ



昨年あたりからバーチャル・リアリティに関する記事を多く見かける。
バーチャル・リアリティが登場したのは古いが、周期的に話題になる。


そのバーチャル・リアリティを使って、実際におばあちゃんや家族と
いっしょに食卓を囲んでいる雰囲気を味わえる動画ができた。

南あわじ市が配信している「バーチャン・リアリティ」である。
おもしろネーミングに、思わず目が向いてしまう。


どんな動画かというと、南あわじ市産の野菜がたっぷり入ったみそ汁や
卵焼きが食卓に並び、かっぽう着姿のおばあちゃんが笑顔で、
「ぎょうさん、おあがりや」と話しかける。

こちらが「朝ごはん編」で、「夜ごはん編」になると、タマネギの
ステーキやちりめんあえ、淡路牛のステーキなど食卓が豪華になり、
子どもたちはじめ家族も加わってくる。

スマホを使うと、視線に合わせて360度の全方向から映像を
見ることができ、まさに家族と一緒に食事を楽しんでいる気分になる。


南あわじ市のねらいは、一人で食事する孤食の寂しさを癒やすとともに、
特産品の販売促進、観光客の誘引や移住、定住のきっかけにしたい。

南あわじ市は昨年、同市出身のタレント上沼恵美子さんが「あわじ国」
独立の提案をするPR動画で話題を呼んだ。

http://www.awajikoku.com/vr/
バーチャン・リアリティ

2017年1月17日火曜日

北国マンゴー



昨日は、札幌の雪みちに関する話だったが、今日は北海道帯広市の
マンゴー栽培会社「ノラワークスジャパン」について。

マンゴーと言えば南方でとれるフルーツで、まさか北海道でとは?


ところが、ノラ社が運営する音更町のハウスでは無農薬栽培のマンゴー
「白銀の太陽」が収穫期を迎えている。

ハウス内を夏には貯蔵しておいた冬に積んだで冷房にし、
秋から冬にかけて温泉熱などで暖めて夏と冬を逆転させている。

そうした環境で育つマンゴーは寒さ厳しいこの時期が収穫期にあたり、
室温25度くらいのハウス内ではランニングシャツ姿で作業が行われている。


ハウスで育った無農薬の白銀の太陽は糖度が高く、繊維質が少なく、
口あたりもいいと評判である。

また、どこも出荷していないこの時期のマンゴーーということで、
東京の高級果物店では1玉8000~35,000円の高値で売れるという。

ハウスの外は氷点下17度ほどの極寒である。

http://www.hokkaidolikers.com/articles/1648
ノラワークスジャパンの挑戦

2017年1月16日月曜日

冬みちガイド



最強の寒波ということで交通機関に乱れが出たり、事故が起きている。
雪の中をスムーズに移動するのはむずかしい。

南国ではあまり雪が降らないので、吹雪の中を北国の人たちが
器用に車を操っている映像を見るとスゴイと感心してしまう。

車はおろか雪道を歩くことさえできず、転んでしまうことも多い。

とりわけ近年、北海道には香港、台湾、シンガポールなどの国からの
観光客が増えていて、こうした人たちのために「札幌冬道ガイド」を作った。

それによると、雪で滑りやすい場所は横断歩道、タイル張りの地下街や建物、
さらにバスやタクシーの乗り場だそうだ。

滑らないように歩くには、靴の裏全体を路面につけて歩き、
できるだけ小さな歩幅でそろそろ歩く、ということらしい。

こうした冬みちでの注意事項がイラストをふんだんに使って解説され、
英語、中国語など5ヶ国語のバージョンを用意してある。

滑った転んだ程度の笑い話なら旅の思い出にもなるだろうが、
旅行が続行できなくなるほどの重症であれば楽しさも吹っ飛んでしまう。

旅行者目線で考えられたありがたいガイドブックである。

http://tsurutsuru.jp/
転ばないコツおしえます

2017年1月13日金曜日

読み人Pepper



507号で公立図書館の福袋について紹介したが、
今回は図書館主催のかるた取りにロボットが登場したというお話。

福岡市早良区にある福岡市総合図書館では去る9日、
「Pepperとちびまる子ちゃんかるた」というイベントを開いた。

内容はちびまる子ちゃんかるたを子どもと一緒にPepperが読み上げ、
他の子どもたちがかるたを取り合うというゲーム。

かるたを取るたびに「お見事!」とPepperからお褒めの言葉が。
親子50組142名が参加し、かるた取りやぬり絵などを楽しんだ。


福岡市総合図書館では、土曜日曜祝日にPepperが出てきて、
ゲームなどで来館者をもてなしているという。

Pepperという最先端技術から生まれたロボットが、
かるたという古典的な遊びを通して人とふれあうのがおもしろい。


http://toshokan.city.fukuoka.lg.jp/news/detail/698
福岡市総合図書館

2017年1月12日木曜日

尼僧の救い



文化庁の宗教関連に関する資料によると、平成25年度は全国の寺院の数は
77,392、これに対して神社は81,336である。ちなみに教会は31,820だ。

数としてはそれだけあるものの、実際に神主や住職がいるところとなると、
ぐっと少なくなる。

なかには氏子や檀家がいなくなり、廃神社、廃寺になるところも多い。


浜松市北区にある長楽寺は平安時代に創建された古寺だが、
住職が不在で、檀家が掃除などしてなんとか維持してきた。

そこに昨年1月、吉田真誉さんという尼僧がやってきた。
吉田さんは寺に住み込みで、境内の庭園の手入れや仏画教室等を開いて、
お寺の運営に奮闘している。

とりわけ、仏教の世界観を表現した仏画は人気を集め、
仏画教室も多くの参加者でにぎわっている。

檀家さんにとっては、法要のできる住職さんが来てくれたことが嬉しいし、
吉田さんも地域の人たちの協力に感謝している。


宗教心があるなしにかかわらず、お寺やお宮は心のいやしの場所である。
廃れるままにしないで、吉田さんが言うところの
「仕事や勉強で疲れたとき、誰もが気軽に立ち寄れる場所」になればいい。

http://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/shumu_kanrentokei/
宗教関連統計に関する資料集

2017年1月11日水曜日

古代チョコ



正月が終わって、成人式も済み、コンビニには恵方巻のポスターが…
商いは四季折々の伝統行事や記念日を折り込みながら展開していく。

恵方巻が終わればバレンタイン一色になることはまちがいない。


そのタイミングで毎年2月に開催されている福井市立郷土歴史博物館の
イベントは、チョコレートでつくる三角縁神獣鏡である。

サンカクブチシンジュウキョウと言われても何のこっちゃという人もいるが、
いわゆる古墳時代の銅鏡のひとつである。

どこか神秘的で神聖さを感じさせる三角縁神獣鏡をお菓子にという発案は、
同郷土歴史博物館の藤川学芸員。

藤川さんは2004年の開館後からアイデアを温めていて、
2012年にチョコレート製の香り高く美味しい銅鏡チョコが完成した。

その出来栄えの素晴らしさがツイッターで拡散し、
昨年のワークショップには30名の定員に対して89人の応募があった。

もちろんお菓子作りの先にあるのは、古代鋳造技術の追体験である。

次は、顔が映るチョコ製銅鏡といったものが出るのかも?

https://curazy.com/archives/127351
リアル感あふれるチョコ製銅鏡

2017年1月10日火曜日

福袋の中味は?


デパートや小売店はじめいろんなところで売り出される福袋。
定価よりぐんと安く、お目当ての品が買え、新年のめでたさも加わり、
毎年人気が高い。

その福袋の中に本のコンシェルジュである司書が薦める本を入れて
貸し出す本の福袋を企画する図書館があちこちに見受けられる。


香川県観音寺市の市立中央図書館は2013年から毎年行っていて、
今年初めての開館日である4日に、司書お薦めの新刊本を福袋に入れ、
袋には「ミステリー」「楽しい」などのキーワードを記した。

4日の開館時間前から行列ができたという。

福岡県嘉麻市や飯塚市の市立図書館でも司書お薦めの3冊を入れた
福袋が登場し、読書の楽しさをプレゼントした。

さらに、静岡県湖西市でも同様の企画が実施され、袋は職員手作りの
英字新聞を使ったもので年齢別に60袋を用意した。


以前紹介した「文庫X」のように、開いてみるまで内容がわからない、
というような仕掛けとともに、新春ならではのめでたさを盛り、
知的好奇心に訴える企画である。

バレンタインや卒業・入学など、いろんなタイミングで出てきそうだ。

https://matome.naver.jp/odai/2148376821804288201
本の福袋まとめ

2017年1月6日金曜日

屋台の裏舞台



福岡市博多の屋台といえば全国的に名が通っていて、
地元のお客さんだけではなく観光客にも人気が高い。


屋台は、いわば福岡の顔であり、だれでも屋台をもてるわけではない。
市は屋台を経営したい人を公募で募って、
大学教授を委員長に置いた選定委員会を開いて合否を決める。

今回、新たに28名の屋台経営者を決めたが、
選定にあたって重視するのは、屋台運営が確実にできるかどうかだ。

合格した経営者は「呼び込みをせず他店のモラルを引っ張れる店に」とか
「九州の食材を使った欧風料理を提供したい」など抱負を語った。

大切な市の顔であるから、市側も水道や電気などの環境整備から、
営業ルールを教える講習会を開くなど裏舞台を支えている。

営業場所については、審査で評価が高い順に決めていくという。

http://macaro-ni.jp/404
博多の街はおいしい屋台が勢ぞろい

2017年1月5日木曜日

雨水を活かす



雨水を活かすと聞くと、飲料用とか貯水、治水といったものを考える。

しかし、雨というのは古い建物やうっそうとした緑に溶けこむし、
雨の音も風情があって人の心を満たしたりする。

そうした観賞、演出的な視点から、松江市八雲町の小学校6年生
石倉要君は「雨のめぐみを生かした能楽堂」というのを発案し、
雨水の有効利用を考える「雨活アイデアコンテスト」で最優秀賞に輝いた。

雨水を貯めた池に能楽堂を造る。奏でられる音楽や台詞が雨水に反響し、
芸術効果を高める。

池ではヤマメなどの淡水魚を養殖するといった商用利用ができ、
大雨が降った際には河川からあふれた雨水を池に取り込むという
防災用としても機能する。


石倉くんは昨年訪れた広島の厳島神社の海に浮かぶ能楽堂にヒントを得て、
雨水をいかした能楽堂を企画したという。

「都会の能楽堂は、ビルの中にあることが多く、クーラーやだんぼうが
 きいてうれしいが、自然と一体化した能楽堂のみ力にはかなわない。」

こうした能楽堂があれば注目が集まるし、役者さんも一度は舞台に
立ちたいと思うのではないだろうか。

http://www.lion.co.jp/ja/csr/social/rain/contest/result_2016.php
雨活アイデアコンテスト

2017年1月4日水曜日

災い転じて福と成す



なんとも不思議な話である。

長野県北安曇郡小谷村に2つの井戸がある。仮にAとBにしておく。

井戸Aに水温15度の水を毎分30リットルそそぐと、
ほぼ同じ量だが75度のお湯が井戸Bから噴き出してくるというのだ。

井戸Aの深さは720メートル、井戸Bは1078メートルで、
最深部の水温はAが108度、Bが135度だという。

2つの井戸が地下でどうなっているのかつながりは未解明だが、
井戸Aに水を注ぐと井戸Bからお湯が噴き出すから、
どこかでつながっているか、力が加わると押し出す仕組みのようだ。


この現象は2014年11月に長野県北部を襲った震度6弱の地震後に
見られるようになったという。

石油や電気といった外部のエネルギーに頼ることなく熱湯を得られるので、
小谷村では村有施設の暖房や融雪に使えないかを調べている。

災い転じて福と成す。

http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170101/KT161228FTI090012000.php
地震の副産物 小谷村に光