「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2016年11月30日水曜日
地名をキャラに
なんでもキャラクターになる時代である。刀剣だとか乗り物だとか…
静岡県藤枝市では、30代のイラストレイターとライターが、
子どもどうしが同級生という縁で「ローキャラメーカーズ」という
ユニットを立ち上げた。
「超ローカルなキャラクターを作ったら面白いよね」という
立ち話から意気投合し、活動がスタートした。
「ヤイナバア(谷稲葉)」「スルガネーゼ(駿河台)」「小川小顔(小川)」
「振り返れば焼津がいる(焼津)」など約100個のキャラが誕生した。
キャラは藤枝市を中心に静岡県内の気になる地名をおもしろおかしく表現し、
ブログなどで公開されている。
また、缶バッジを作り、フリーマーケットなどで販売すると
1日に50~60個は売れるという。
近々、ラインスタンプ用のオリジナルスタンプも開発するという。
地名をキャラ化するという発想がおもしろい!
http://www.at-s.com/news/photo/search.html?date=20161126&id=304943&no=2
地名をもじったローキャラ
2016年11月29日火曜日
栄枯盛衰
会社とか一族とか人間社会ばかりではなく自販機にも栄枯盛衰がある。
「はあ、なんのこと?」と首をかしげる向きも多いかと思う。
1960年代頃のジュークボックスなども音楽を自動で売る機械であり、
いかにもレトロ感がただよっている。枯れた名機だ。
して、兵庫県内ではおそらく2機しか残っていない「うどん自販機」。
和風で無骨なイメージの自販機だが、熱烈なファンもいる。
お金を投入して30秒ほど待てば、熱々のうどんが出てくる。
絶妙な料金設定と、それ相応の味がたまらないらしい。
製造元の富士電機の話では、生産していたのは1995年までで約1000台。
うどん麺や天ぷらなどの具材は設置店がそれぞれ仕入れたものを補充する。
だから、缶飲料のように全国統一の味ではなく、販売機によって味が異なる。
そうしたことから考えると、「老舗の味」だとか「地産地消うどん」とか
特徴や個性を前面に出した自販機があってもいい。
https://matome.naver.jp/odai/2145823028115307401
うどん自販機
2016年11月28日月曜日
ねこで暖まる
11月も終わりになってきて、雪が降ったり寒波が押し寄せたり…
これからが冬本番というところだが、寒さ対策は十分だろうか。
部屋の暖房はストーブやコタツやエアコンなどに頼らないといけないが、
自分の体を寒さから守るとなると、服を着るしかない。
最近はヒートテックはじめ繊維の素材のもつ力で暖める服もあるが、
昔ながらのチャンチャンコなども防寒アイテムとしては欠かせない。
長野県の木曽郡南木曽にも伝統の防寒着がある。
カタチははんてんに似ているが、袖がないので動きやすい。
セーターなどの上に羽織るのもいいし、スーツの下に着込むこともできる。
この防寒着、名前を「ねこ」という。
地名をつなげて、なぎそねこの名前で親しまれている。
このなぎそねこが、テレビ番組「秘密のケンミンショー」で取り上げられ、
人気になる一方で、地元のホテルでも利用者に貸出し好評を得ている。
男性用、女性用、大人用、子供用、色や柄も派手なものからシックなものまで
いろんなバリエーションが揃っていて選ぶ楽しさもある。
動物のネコも暖かいが、こちらのネコもやさしさとまごころでくるんでくれる。
http://www.store.nohara.jp/neko-index.shtml
なぎそねこ
2016年11月25日金曜日
ジンベエザメの繁殖
ジンベエザメはすべて魚の種の中で最大であり、水族館でも人気の魚だ。
なぜジンベエなのかというと、体の模様が衣類の甚兵衛に似ているからとか。
性格はいたって温厚、人が近づいても危険性は低い。
繁殖について、以前は卵生だろうと考えられていたが、
産んだ卵をメスがお腹の中で孵化させる卵胎生であることがわかった。
沖縄にある沖縄美ら海水族館では、ジンベエザメの繁殖に取組んでいる。
水族館では世界初の試みというから結果が楽しみだ。
現在オス1匹、メス2匹のジンベエザメがいるが、メス1匹を別の場所に移し、
カップルをひとつの水槽に入れて繁殖をうながす。
そもそも2匹以上の複数飼育がむずかしいとされるジンベエザメだが、
今回は繁殖というビッグチャレンジがあり、多くの人の視線が集まる。
https://churaumi.okinawa/haisai/
沖縄美ら海水族館
2016年11月24日木曜日
珪藻土で花の命を長くする
珪藻土とは、藻類の一種である珪藻の殻の化石よりなる堆積物だ。
そもそも藻は地球誕生後、最も早く地球上に出現した原生生物の一つで、
地球上に酸素を供給しオゾン層を作り、人間をはじめ動植物の誕生を促した。
生きものの大恩人と言っていいのかもしれない。
この藻が化石化した珪藻土は、火に強い土として、七輪、コンロ、
耐火断熱レンガの原料として使用されている。
日本では食べられる土として熊本城の内壁材に使用されて、
籠城に備えたり、現在はビールや酒の濾過剤にも使われている。
珪藻土をもっと活用しようと、石川県七尾市の野中典照さんは
花器の中に入れる「おとし」という華道具を開発した。
珪藻土でできたおとしだと、花器の中の菌の繁殖を抑える効果があり、
切り花を長持ちさせることができる。
ちなみに石川県は珪藻土の埋蔵量日本一。
地場資源を有効に使った商品で日本一のシェアを獲得できるのか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161120-00428137-hokkoku-l17
珪藻土で華道具完成
2016年11月22日火曜日
本のお薬袋
昨日は「文庫X」という書名や著者名をクローズにした本についての話だった、
今日も、袋の中にはどんな本が入っているかわからない「本のお薬袋」の話だ。
「本のお薬袋」には、癒される、クスッと笑える、やる気が出る…
といった本の効能が書いてある。
ただし、誰が書いた何という本なのかは袋を開けるまでわからない。
図書館へ行けば、膨大な本の数に圧倒されるが、だいたい人には好みがあり、
自分が好きなジャンルや作家の本しか手に取らないことが多い。
ところが、本のお薬袋にすると、ふだん手にしない本との出会いがあり、
新たな世界を知ることができる。
この企画は兵庫県三木市志染町青山の青山図書館の職員が始めたもので、
読書の秋を楽しんでもらおうというもの。
たしかに1冊の本が大量の薬よりも、よく効くことがある。
https://www.kobe-np.co.jp/news/miki/201611/0009672678.shtml
効能記した「本のお薬袋」
2016年11月21日月曜日
文庫X
数学で未知数を示す言葉「X」は、未知のものごとにも使われる。
『プロジェクトX』『ドクターX』といったタイトルでおなじみである。
今年7月下旬、盛岡市のさわや書店フェザン店に『文庫X』という本が並んだ。
タイトルや作家名がわからないよう『文庫X』のカバーがかけてあった。
カバーは本全体を覆ってあるので、中を見ることができない。
810円という価格と「小説ではない」「500ページ以上」という表記、
そして購入して同じ本を持っていた場合は返金に応じるという注意書き。
この『文庫X』が、なんと1ヶ月で700冊以上売れるベストセラーとなった。
そこで甲府市にある柳正堂書店オギノ湯村ショッピングセンター店でも、
同じ手法で『文庫X』を並べた。
すると、10月の1ヶ月間で139冊が売れ、同書店の月刊売上ナンバー1となった。
情報を与えれば与えるほど購入を拒否され、極力隠すことで好奇心と欲求を
くすぐるという手法だが、Xの中味も事前に十分吟味しておかなければ、
なんでもかんでもXというわけにもいくまい。
http://withnews.jp/article/f0161011001qq000000000000000W00o10101qq000014130A
文庫X
2016年11月18日金曜日
宇宙エレベーター
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」では、地獄の苦しみに悶え苦しむカンダタに、
天国へと導いてくれる一本の蜘蛛の糸が降りてくる。
この蜘蛛の糸を地上と宇宙空間に張ってしまう、というのが宇宙エレベーター。
宇宙エレベーターだと、毎度毎度ロケットを打ち上げないでも、
行きたい時にエレベーターに乗り込めば、スイスイ昇っていく。
夢のような話だが、理論的には十分実現可能なものであり、
近年の技術発展によって、手の届く域に到達しつつあるという。
その技術を検証しデータ収集を行うイベント
「宇宙エレベーターチャレンジinMITO」が、水戸市で行われた。
まだ実験段階なので蜘蛛の糸ならぬケーブルは高度200メートル位だが、
ここにクライマーと呼ばれるエレベーターを取付け、昇降スピードや
安定性などを検証していった。
大学や企業など14チームが参加し、それぞれ技術の粋を集めたクライマーで
チャレンジした。
なぜ水戸なのか?というと、1842年に水戸藩主・徳川斉昭公によって
偕楽園内の「好文亭」に設置された、食事などを運ぶ小さな運搬機が
日本初のエレベーターとされているからとのこと。
現実のものになったら、スゴイ!
http://www.yomiuri.co.jp/local/ibaraki/news/20161105-OYTNT50233.html
宇宙エレベーター 水戸で技術を検証
2016年11月16日水曜日
お犬様の公用車
秋田県には「動物にやさしい秋田」という事業がある。
動物愛護の取組みや促進によって県のイメージアップを図るのが目的だ。
動物の中でも秋田犬は県を代表する存在で、2012年には佐竹知事が
ロシアのプーチン大統領へ秋田県を贈呈し話題を呼んだ。
今回、動物にやさしい秋田の事業の一環で、秋田犬の移動用公用車を導入。
県主催のイベントなどに参加する秋田犬の負担軽減や感染症対策のためで、
ワンボックスタイプのバンを改良した。
暑さに弱い秋田犬のために車の側面から日よけが出たり、
後部座席には洗浄・消毒用のステンレス製トレーが設置してある。
車体は秋田犬の写真でラッピングしてあり、目にとまりやすい。
県内各地で秋田犬とのふれあい交流も実施されており、
秋田犬は竿燈まつりなど県内行事やイベントへ年30回ほど出演している。
そう聞くと、タレント並みにちゃんとした公用車を準備するというのは
動物にやさしい事業といえそうだ。
http://mainichi.jp/articles/20161101/k00/00m/040/008000c
秋田犬、冷暖房や日よけも 専用の公用車を導入
2016年11月15日火曜日
デザインで酒を断る
京都精華大学には日本初の漫画専攻学部がある。
一度大学の案内パンフを見たけど、アイデアも表現も内容も秀逸だった。
その精華大学の学生さんたちが、コースターのデザインを21種類考えた。
依頼主は京都の下鴨署と下鴨交通安全協会で、目的は飲酒運転撲滅である。
では、だれのために作るのかというと、酒宴の席へ送迎の役を仰せつかった
ハンドルキーパー向けである。
ハンドルキーパーであっても、すすめられてついつい一杯ということになり、
事故を起こしてしまうケースがあるのだろう。
さて、精華大学の学生さんたちがデザインしたコースターには、
キャッチーなコピーやユニークなイラストが描かれ、見るだけでも楽しい。
この21種類を、指名手配犯のポスターみたいなフォーマットに並べ、
下鴨署へ来た人の投票で3作品を選び、最多得票の作品をコースターにする。
コースターは2000枚作り、左京区と北区の飲食店に配布するという。
果たして、デザインの力で酒をきっぱり断たせることができるか。
http://www.kyoto-seika.ac.jp/info/info/media/2016/11/09/40206/
京都精華大学
2016年11月14日月曜日
和菓子でクリスマス
11月も半分が過ぎようとしている。これから歳末商戦が一気に加速し、
街にはジングルベルなどが流れ慌ただしい年の暮れを迎える。
クリスマスは西洋のイベントだけに服装から食べ物まで、
どうしても洋風にならざるをえないが、和菓子屋さんも黙っていない。
兵庫県加東市などが立ち上げた団体「まちの拠点づくりコンソーシアム」は、
来月3日に「和菓子でスペシャルクリスマス!」というイベントを実施する。
若い人たちに和菓子の魅力を知ってもらおうと、
サンタクロースや雪だるまなどをかたどった和菓子作りを体験するイベントで、
同市天神の和菓子店「開進堂」の4代目が指導にあたる。
開催日は12月3日で、午後2回行い、参加費は500円、
抹茶の試飲と自分で作った和菓子が付く。
和の味わいに洋のテイストをもちこむものもあるし、
クリスマスに添える和の妙味がどのように受け入れられるのか
チャレンジの行方を見守りたい。
http://www.kobe-np.co.jp/news/hokuban/201611/0009630803.shtml
和菓子のサンタ作ろう
2016年11月10日木曜日
メガネとスイーツ
福井県鯖江市と言えば…多くの人が「メガネ」と答えるだろう。
そして、鯖江市のある福井県は菓子小売業の数が人口10万人あたり44.6軒で
全国2位という多さである。
昔は、嫁入りする家では2階や屋根の上からまんじゅうを投げ、
下では近所の人が逆さに広げた傘でまんじゅうを受けるという
「まんじゅうまき」という風習もあったという。
棟上げや新造船の船おろしの時などに、餅を投げたりするが、
そうした門出を祝うものであったらしい。
ふるまうまんじゅうも、数千個になったこともあり、
菓子屋さんにとっては特需である。
お店の数の上ではスイーツ県ではあるものの、10年前に290店が
県菓子工業組合に名を連ねていたが、現在は220店に。
人口減やコンビニスイーツなどの参入で苦戦が続いているが、
メガネのようにトップブランドへ押し上げる手だてはないものか。
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/event_calture/100658.html
まんじゅうまき
2016年11月9日水曜日
アイデンティティー
アイデンティティーという言葉は「自己同一性」などと訳されたりして、
いったい何?と今ひとつストンと落ちてこない。
自分自身の心のよりどころですよ、などと言われてもピンとこない。
アイデンティティーは何も一個人に限ったことではなく、国や地域、
そこに暮らす人々のアイデンティティーがある。
南北600kmという長い鹿児島県の最南端に近い沖永良部島は、
江戸期の薩摩藩による琉球侵攻以前は琉球王国の支配下にあった。
島を統治した北山王の次男・えらぶ世之主(よのぬし)が亡くなって、
今年はちょうど600年にあたる。
節目の年に『世之主野外音楽祭』が開催された。
音楽祭では島内の琉舞道場や民謡研究所、地元バンドなど8組が出演し、
沖永良部島と沖縄のつながりを再認識した。
同祭実行委員長の桂弘一さんは言う。
「われわれは明治に琉球と切り離され、鹿児島県になっているが、
食も言語なども沖縄の文化でアイデンティティーは琉球だ」と。
国際化とともにボーダレスがどんどん進む中で、今一度拠って立つ
足元をしっかり見つめ直す。
個人や会社にとっても必要なことなのかもしれない。
http://amamijin.com/iroiro100ca/column/story01.html
「えらぶ世の主」伝説
2016年11月8日火曜日
やさしく注意をうながす
車を運転していて、食ってかかるようなもの凄いクラクションの音で、
車を車線から追いやってしまうようなドライバーがいる。
腹が立つし、イライラするし、精神上よくない。
太陽と北風の話ではないけれど、無理やり旅人のコートを剥ぎ取るよりも、
なごませ心地良くさせて、旅人みずからがコートを脱ぐやり方が望ましい。
京都に仏具であるおりんや鉦などを手がける「りんよ工房」がある。
ここでは昔ながらの製法を守っていて、おりんの音色は切れが良く、
うねりをもった余韻があるという。
つまり、人を不快にさせないやさしい音色というわけだ。
そこで、このおりんを自転車用ベルにしようということで開発を重ね、
1年前から「白井ベル」の名で販売している。
自転車用だからベルの厚みや大きさを工夫し、ベルをたたくハンマーも
おりんの撞木の材料である黒檀が使ってある。
お値段は3万円と5万円とやや高めだが、この9月に日本の優れた地方産品を
世界に発信する民間プロジェクト「The Wonder 500」」の一つに選ばれた。
おりんの音色で世界の交通安全をと、夢は大きく広がっている。
http://shirai-bell.com/about/
白井ベル
2016年11月7日月曜日
カブトエビで交流復活
カブトガニならぬカブトエビという白亜紀くらいから生き続けるエビがいる。
体長は2センチほどで、大きめのオタマジャクシといった感じである。
生息地は田んぼで、水面にはびこるウキクサの類を食べる習性があるが、
農薬に極めて弱い。
だから、無農薬あるいは低農薬農法を実施している水田は、
カブトエビにとって楽園なのである。
宮城県角田市の農家4人で結成された「うまい米研究会」では、
カブトエビが棲む水田でコメを作り「カブトエビ農法米」と名付けた。
研究会のメンバーによると、減農薬栽培に取り組んだ15年ほど前から、
水田にカブトエビが発生し年々増えているという。
角田市と東京目黒区は友好都市協定を結んで児童の交流などがあったが、
東京電力福島第一原発事故の影響で交流を休止している。
今回のカブトエビ農法米の誕生により風評被害を払拭し、
角田の水田は事故以前と何も変わっていないことをアピールして、
以前のように児童どうしの交流が復活すればという期待がかかる。
http://www.monstersproshop.com/tadpoleshrimp/
カブトエビ
2016年11月4日金曜日
おちんの神
長野県飯田市上村中郷地区は人口77人で、上村の中で最も少ない。
ここで生まれ育った野村武一さんはなんとか地区を活性化させようと懸命だ。
野村さんはUターン組で、名古屋に出て建設会社を経営していた。
その頃に、鋳物工場の社員から珍妙なものを譲り受けた。
男性のおちんちんをかたどった鋳物で、どこかの神社の御神体だったらしい。
とりあえず、会社の受付に置いていたら、出入りする業者から、
長年患っていた病気が治ったなどの声が寄せられるようになった。
現役を引退して2013年に帰郷した野村さんは、昨年この御神体を
南アルプスジオパークの名所の一つ「蛇岩」の前にほこらを設けて設置した。
すると、地域の人たちが拝むようになって
第一志望の高校に合格しましたという声も寄せられた。
そこで、おちん=落ちんをかけて「平成おちんの神」と命名し、
今月23日には蛇岩前のほこらに安置されている御神体を開帳する。
www.cbr.mlit.go.jp/tenjyo//jimusyo/office/data/ka20160120.pdf
上村の【蛇岩と平成おちんの神】
2016年11月2日水曜日
下界をへい睨しながら
以前、本メルマガでお城に宿泊という記事を書いたように記憶する。
今回は、お城の天守閣を会議やパーティーなどに使いませんか、という企画。
北九州市小倉区にある小倉城は慶長7年(1602)細川忠興公が築城した名城、
当時は「唐造り」とよばれ、当時はとても珍しい城だったといわれている。
小倉城の天守閣を貸します、と打って出た北九州市は国際会議や見本市など
大規模イベントの誘致に力を入れていて、お城を誘客材料に持ってきた。
小倉城は市の所有だが、文化財の指定は受けていないので、
こうしたコンベンション会場としても活用することができるのだろう。
ただし、城内での「深酔い。大声」は禁止とのこと。
今月13~16日には同市で胎児に関する国際会議があり、開幕初日の
歓迎セレモニーのパーティ会場として使用することが決まっている。
お城に限らず歴史的建造物の中には、宿泊とか食事とか
じっくり時間をかけて楽しんでみたいと思うものが多い。
いろんな規制はあるとは思うが、可能な範囲で利用の幅を広げていけば、
一般の観光客も増えていくにちがいない。
http://www.kokura-castle.jp/
小倉城
2016年11月1日火曜日
いちご飯
とちおとめなどの名前で知られる栃木県だが、いちごを使った名物に、
なんと「いちご飯」をPRしようと一生懸命だ。
いちご飯は、2012年に真岡北陵高校の生徒が開発したもので、
その後、中華料理店の店主である白川文雄さんと共同で、
改良を重ねてきた。
その甲斐あって、14年に下籠谷の井頭公園で開かれた県主催の
「とちぎ元気グルメまつり THE FINAL in真岡」で、
いちご飯を使った「真岡いちご飯バーガー」がグランプリを受賞した。
さて、これまでは作品だったいちご飯バーガーを、今度は商品として
売り出していくだわけだが、どんなアイデアが出てくるのか楽しみである。
フルーツはどちらかというと日本料理より西洋料理に合うイメージがあるが、
「いちご大福」という画期的な先行商品もあることだし、
アッと言わせる商品を期待したい。
http://moka-kankou.org/menu/kankou/20131228160822/
名物グルメ「いちご飯」
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