特産品にしろ新しい技術にしろ、
ひとつだけというのは、よほど群を抜いていないかぎり
目立たないし、埋没してしまうことが多い。
近年の地域おこしを見ていても、
単騎勝負ではなく複数もしくは塊でというものが多い。
地域のグルメコンテストで上位に入れば、
開発したお店だけで販売するのではなく、
地域一帯のお店で盛り上げていく。
たとえば、鹿児島県枕崎市の「枕崎鰹船人めし」なども
ベースは白飯に鰹の最身をのせて出し汁をかけて食べる
漁師料理である。
これを市内の料理店が一丸となって取組み、
その店なりのひねりをきかせて
味わってもらうという趣向である。
同じ味をそれぞれの店でということであれば、
食べる側も楽しみがない。
この店はこういう味だったけど、お次はどうかなという
期待感をもってのれんをくぐることができる。
https://www.facebook.com/mkfunadomeshi
枕崎鰹船人めしフェイスブック
一方、新潟県燕市の「燕三条工場の祭典」は、
金属加工を中心とした工場を公開し、イベントを開くというものである。
ものづくりというくくりに60ほどの工場が集まるというもの
ここならではの歴史とスケールを感じさせる。
のみ、たがね、かんな、ほうちょう、やっとこなど和の道具から
ナイフ、フォーク、ペンチ、アウトドア用品など洋の道具をつくっている
工場の技、人、心にガッツリ出会えるという企画は
行ってみたいなあという気持ちを起こさせてくれる。
http://kouba-fes.jp/about-2014/
工場の祭典
ひとつよりふたつ、ふたつよりもっともっとである。
0 件のコメント:
コメントを投稿
お気軽にメッセージをお寄せください。