「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2016年3月23日水曜日
通園・通学の足
行政が行う施策しかり、民間が行うサービスも、
時代の状況を把握し、時代のニーズに適合するものが求められる。
それこそ昭和30~40年代は地域で見守り育てるといったところがあり、
親は無くても子は育つとまではいかないが、
地域社会が果たした役割は大きかったように思う。
もちろん、いじめとか差別もあったことはまちがいないが、
今のように格差がそんなに大きくはなく、共同体としての絆が強かった。
福島県会津若松市のタクシー会社が、子どもだけタクシーに乗せて、
通園や通学などの送迎をする「子育てタクシー」を始めた。
ドライバーもただ乗せて終わりではなく、育児面の知識を養成する
子育てタクシードライバー養成講座を修了した人が中心となる。
子育てタクシーのサービスには「ひよこコース」「かんがるコース」
「ふくろうコース」の3つがあり、保護者の要望にきめ細かく対応する。
地方では過疎が進み、百年を超える歴史をもつ学校が廃校となり、
山道を1時間も2時間もかけて通学していた子どもの姿が消えた。
たしかに子育てタクシーは安全で便利ではあるが、
通学路を歩く時にしか得られないものがあることも事実である。
http://hotakasugi-jp.com/2014/09/19/movie-review-on-the-way-to-school/
通学路で人生を学ぶ。
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