「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2015年11月13日金曜日
女性バス運転手
建設現場で大型トラックを運転する女性はちょいちょい見かける。
しかし、乗合バスの運転手さんとなると、女性はあまり見かけない。
山形県の山交バスは女性の職域拡大と乗務員確保のために、
女性のためのバス運転体験会を開いた。
初めての企画で参加者は5人だったが、握ったことのない大きなハンドル、
長い車体をどう操るか苦戦の連続だったとか。
長時間労働、3Kイメージもあって路線バス業界の人手不足はかなり深刻。
シニアの運転手採用で、かろうじて路線を維持している状況だ。
2001年から2012年までの間に、女性のバス運転手は620人から1194人へと
ほぼ倍増したが、全体から見ると女性比率は1.4%に過ぎない。
路線バスは決められた運行スケジュールに従って走るので、
残業しなければならないようなことがほとんどない。
時間が読めるぶん、勤務体系などの制度をうまく作れば、
女性にとっては家事や育児との両立もしやすいはずという指摘もある。
http://yamagata-np.jp/news/201511/07/kj_2015110700139.php
女性の職域拡大へ、バス運転体験会
2015年11月10日火曜日
首都圏のシニアを地元へ
過疎化、企業誘致、情報発信、特産品の都市圏での販売などなど、
地方が抱える問題はたくさんあり、地元の人たちの目線だけではなく
都会に住む人の意見やアイデアも欲しい。
高知県の高知大学では、首都圏のシニア層の研修に対応していく。
たとえば、東京の立教大学が設けた生涯学習システム立教セカンドステージ
大学の研修会を高知県安芸郡安田町の集落活動センターで開いた。
セカンドステージ大学で学ぶ50才以上の学生7人が集落活動センターへ来て、
高知県東部がかかえる課題や魅力について学んだ。
受け入れる高知大学では、学生と住民が協力して進める自然薯栽培の
取り組みや、少子化で地元の小中学校が廃校になった経緯などを説明した。
現場でしかわからないことを当事者から聞いて関心を深めてもらい、
都会のシニアの貴重な意見やアドバイスでもって課題解決へというのが
高知大学の狙いである。
学習意欲が旺盛で蓄えたノウハウを地域のために活かしたいという
シニアに頼んだ方が、著名なコンサルタントより効果が高いかも。
http://www.kochinews.co.jp/?&nwSrl=346874&nwIW=1&nwVt=knd
地域の課題や魅力について学ぶ
2015年11月9日月曜日
頑張る図書館
佐賀県武雄市の図書館のように民間企業の活用によって利用者を増やす
手立てもあるが、自らの企画力によって活性化する取組も行われている。
鳥取県には県内の19市町村すべてに公立図書館がある。
図書館本来の本を借りる場所から「何でもわかり人とつながる場所」へ
というのが職員らの願いである。
そのために、県立図書館では、本を読む前に手遊びを始めたり、
ひとり黙々と読むのではなく、声に出して読むことで脳を活性化する
プログラムなどが組んである。
さらに県立図書館では、ビジネスマン向けの起業・経営・融資などの
相談会を開いている。
琴浦町図書館では読書週間中に、フルートと電子ピアノによる演奏会と
絵本の読み聞かせのコラボイベントを行う。
世の中のありとあらゆることに関する情報が詰まっている図書館だから
アイデア次第でいろんな使い方ができそうである。
http://blogs.yahoo.co.jp/zudonosan/32240353.html
鳥取県立図書館は地域主権のサンプルである。
2015年11月6日金曜日
巨大な遊び場
小さい頃はテレビゲームなどなかったので、遊びといえば室内ではなく、
近所の野原や田んぼなどだだっ広いところが多かった。
ところが、子どもたちの遊び場を観察していると、ほとんどが部屋の中で、
公園などで遊ぶことは極端に少ない。
自分がいる場所のほぼ半径2メートル以内でカチャカチャやっている。
そうなると、友だちとワイワイではなく一人でシコシコという遊びになる。
山口県下関市の長府幼稚園のバザーで、約100平米の遊戯室に、
足場を組むなどして竹取物語をテーマにした遊び場が誕生した。
かぐや姫の誕生から月へ帰るまでの物語が再現されていて、
かぐや姫気分になれ、巨大なスペースで思い思いの遊びが楽しめる。
この巨大な遊び場づくりは幼稚園の開園40周年にあたる1993年に始まり、
毎年テーマを決めて保護者が制作にたずさわってきた。
親と子のふれあいとともに、保護者同士の親睦も深まるというわけだ。
一緒に何かに取り組む、共通体験が心を結びつけるのは大人も子どもの
いっしょである。
http://www.yomiuri.co.jp/local/yamaguchi/news/20151024-OYTNT50244.html
巨大遊び場保護者ら手作り
2015年11月5日木曜日
知恵で守る
日本は地震や台風など自然の猛威による災害を被ることが多い。
9月の北関東豪雨でも死者行方不明者が出て、被害は甚大であった。
水害の場合、河川の氾濫によって堤防の決壊が起こり浸水となる。
激増する水を防ぐために様々な方策が講じられるが自然の力は強大だ。
被害を被った栃木県壬生町も町の中央部を流れる黒川が増水した。
午前5時頃には東雲公園西側の右岸で堤防の破損、決壊の恐れが生じた。
そこで、地元の消防団が一計を案じた。
それは「木流し工法」と呼ばれる流水を緩和する方法だった。
破損する恐れのある堤防の河川側をビニールシートで覆って、
この上に、根元から伐採した木に土のうを付けて投げ込むというもの。
木流し工法によって堤防の決壊が回避できた。
もし決壊したら2600世帯が冠水してしまう恐れがあったという。
町の消防団では、1996年の県の防災訓練を機に毎年木流し工法をテストし、
98年の集中豪雨の際には黒川の羽生田地区右岸で実際に実施している。
まさに、備えあれば憂いなし。
人々の知恵によって地域は守られた。
http://www.cgr.mlit.go.jp/ctc/tech_dev/topics/suibou/wood_frame01.htm
木流し工法
2015年11月4日水曜日
どうなんだろう?
人の役に立つ、とか、地域のためになるという思いで、
いろんな取り組みが行われているのだが、効果ありかなしかの
モノサシで見た場合、クエスチョンマークがつくものもある。
静岡県裾野市の自動車学校で飲酒運転を体験する教室が開かれた。
実際に缶ビールや缶チューハイを飲んでから自動車学校内のコースを
運転してもらうというものである。
主催は裾野署で、安全のために助手席には自動車学校の教官が乗り込み、
ハンドルをもつのはアルコールを飲んだ一般のドライバーである。
参加者の車は速度を下げずにカーブを曲がったり、停止線を越えて
一時停止する車が相次いだとある。
しかし、この教室に参加したのはわずか6人である。
6人は身をもって飲酒運転の怖さを実感したかもしれないが、
このセミナーによって飲酒運転が激減するとは思えない。
https://www.toyota.co.jp/mobilitas/anzen/vol12_1.html
こちらは、お酒に酔った感覚を再現する通称「飲酒ゴーグル」
2015年11月2日月曜日
自然に、人にやさしい
富山県立山町にある名瀑称名の滝は350mという日本一の落差を誇る。
立山連峰の水を集め、弥陀ヶ原台地をV字状にえぐる様は圧巻である。
称名滝に行くには、称名平の駐車場から滝見台までの上り坂がきつく、
障がい者や高齢者には行きたくても行けない場所であった。
そこで町では称名平から滝の手前の飛竜橋までのおよそ800mを自動車で
送迎するサービスを開始した。
飛竜橋まで車で行くと、残りの歩きは300mほどで絶景を堪能できる。
導入した4台の車はすべて電気自動車で、環境にもやさしい。
ただ、このサービスは10月31日と11月1日の2日間だけの限定みたいで、
できれば常時もしくは予約制で受け付けるといった方向で
定着させてほしいものだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151031-00038419-kitanihon-l16
絶景称名滝へ楽々
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