「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2016年7月12日火曜日
Tシャツが黒板に
なるほど、こういうアイデアもあったのかとニンマリしてしまった。
着ているTシャツにチョークで書き込めるというオモシロウェアである。
Tシャツの一部が特殊な素材でできていて、チョークで文字や絵をかき、
かいたものは濡れたティッシュで消せるという仕掛けになっている。
このTシャツを採用したのがサッカーJ3のブラウブリッツ秋田。
ブラウブリッツ秋田はサポーターの応援用として販売し、
応援メッセージを書き込んでスタジアムへ足を運んで欲しいと期待する。
応援グッズとしても便利だが、イベントやゲームなどにも面白い。
もちろん商品や企業の宣伝用としても使える。
街を歩けば、デジタルサイネージをあちこちで見かけるが、
人メディアであり、しかも書いたり消したりというアナログなぶんだけ、
注目度が高いものになるかもしれない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160628-00000054-minkei-l05
ブラウブリッツ秋田が「黒板Tシャツ」
2016年7月11日月曜日
京都タワー、変身!
京都のランドマークである京都タワーが、わくわくスポットに変わっている。
地上100メートルの高さにある展望室では、眼下に広がる実際の景色と
手元のモニターに映る空撮画像を比べることができる。
空撮画像の中にある主要な観光スポットを指で触れると写真と説明文が出る。
また、スマホを操るように画像を指先でスワイプしていくと、
目の前の風景が左右180度のパノラマで楽しむことができる。
見やすく、わかりやすく、さらに展望台から俯瞰するわくわく感を増長させ、
内部だけではなくライトアップ用の照明をハロゲンからLEDに切り替え、
白、青、赤、ピンクなど光の演出が可能になった。
さらに、マスコットキャラクターである「たわわちゃん」を描いた飾りを
展望室の壁面に設置し、床面も四神や花を描いたカーペットが張られている。
京都タワーは2015年度に前年比11,7%増の52万2千人と来場者が増えた。
とりわけ外国人の伸びが大きく、これを機にさらに増客を狙うための
積極投資である。
タワーは外から眺めるだけではなく、中から外を楽しむのもその魅力だ。
https://www.kyoto-tower.co.jp/about/
京都タワー
2016年7月8日金曜日
現地で見て、集める
タレントのDAIGOさんの影響ではないだろうが、
最近はアルファベット3文字で言い表そうとする傾向があるようだ。
TKGとは「卵かけごはん」というのを、つい先日知った。
では、「GKP」とは何だろう?
これは全国の企業や団体で作っている団体「下水道広報プラットホーム」。
といわれても、ほとんど聞いたことがないし、それなに?という感じだ。
このGKPが4月から発行した「マンホールカード」が今ブレイク中である。
マンホールカードは各自治体で作るマンホール蓋の絵柄をあしらったもので、
それぞれの土地の自然や歴史や特産品などがデザインされている。
マンホール蓋そのものを配るわけにはいかないので、
GKPがカードにして配布したというものだ。
4月に第一弾28自治体30種類のカードがが発行された。
このカードは、ご当地の役所に行かないともらえないし、
お一人様一枚までと枚数が限定されている。
だから、自治体によっては観光誘客の促進ツールとして期待を寄せている。
その土地に行かないと見ることができないもの、食べることができないものは
たくさんあるだろうから、まずはカードみたいな小道具で興味をもたせ
本物へとエスコートする。
考えれば、いろんなネタが集まりそうである。
http://www.gk-p.jp/
GKP
2016年7月6日水曜日
臨場感あふれる読書
本を読む場所といえば…書斎、寝室、図書室、電車の中などが相場である。
でも、ミステリーなら事件が起こった現場で読めば感激もひとしおかも。
長野県の伊那図書館では、この夏から南アルプスの北沢峠こもれび山荘と
中央アルプスの西駒山荘に「山の図書館」を置くという。
それぞれの図書館に50冊ずつ置いて、山小屋で読書を楽しんでもらう。
しかも、こもれび山荘には南アルプスを開拓した竹沢長衛に関する本を、
西駒山荘には山荘にゆかりの新田次郎の小説「聖職の碑」などを置く。
登山で疲れた時や天候不良の際のトランジットタイムに楽しんでもらえば、
という今年から始まる山の日を記念した企画である。
こうした公営の図書館に限らず、最近はブティックに本が置いてあったり、
本の内容と読む場所のマッチングにも工夫がこらされるようになった。
出版不況とはいうものの、読みたい本を読みたくなる場所に置くという
シンプルなサービスが忘れられていたのかもしれない。
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20160701/KT160630SJI090001000.php
山小屋で読書を楽しんで
2016年7月5日火曜日
日本三大まんじゅう
日本三大名山、日本三大名瀑、日本三大砂丘…などなどベスト3をくくる
ランキングはシンプルだが興味をそそる。
福島県郡山市に柏屋本店という和菓子屋さんがあり、創業165年の老舗である。
このお店の名物は柏屋薄皮饅頭で、日本三大まんじゅうの一つとされている。
あと二つはというと、東京塩瀬総本家の「志ほせ饅頭」と
岡山市にある大手饅頭伊部屋の「大手まんぢゅう」だ。
この三大まんじゅうが一堂に会して、「日本三大まんじゅうの朝茶会」を開催。
柏屋では先着500名に三大まんじゅうがふるまわれるとあって、
午前6時の開始前から150メートルにも及ぶ長蛇の列ができた。
他の2つの老舗も朝茶会をやったのかどうかはわからないが、
三大まんじゅうをすべて食すことができるという企画は喜ばれる。
まんじゅうに限らず、食はおろか自然景観でもいいから
他の二つとうまく組み合わせて新しい企画を練るのもおもしろい。
http://www.usukawa.co.jp/
柏屋薄皮饅頭
2016年7月4日月曜日
ラーメン課、発進!
山形県南陽市には、個性的的な味わいのラーメン店がたくさんあるという。
そこで、市にラーメン課を設けて、その普及宣伝に取り組むという。
一昨日の土曜日に、ラーメン課プロジェクトのキックオフイベントが開催され、
看板除幕式や一般公募で集まった県内外のラーメン課員が意見交換などを行った。
事務局は南陽市のみらい戦略課が担当し、ラーメン好きの職員有志20人、
東北芸術工科大学の学生、それに公募で参加する県内外のラーメン好きが
メンバーとなって、ラーメンによる地域おこしをやろうというもの。
初年度はラーメン店の調査、取材によるデータベースの作成、マップ作成
などが予定されており、ゆくゆくは南陽ラーメンファンクラブを作り
会員100万人を獲得したいというから鼻息が荒い。
ラーメン愛好者はかなりいると思うが、それぞれこだわりがあって、
その中から南陽ラーメンに足を運ばせ固定化を図っていくというのは、
よほどの覚悟で臨まないと目標達成とはいかないだろう。
どんな仕掛けで持ってファンを増やしていくのか、今後を注目したい。
http://yamagata-np.jp/news/201607/03/kj_2016070300061.php
今後の目標は南陽ラーメンファンクラブ会員数100万人
2016年7月1日金曜日
歌うボランティア駅長
昔は車内がなごむようなアナウンスをしてくれる運転手さんとか、
だれよりも元気な声で朝のあいさつをしてくれる名物駅長さんがいた。
今はどうかな?と思っていたら、いたいた!
兵庫県加西市の北条鉄道法華口駅の駅長・北垣美也子さんは、
公募のボランティア駅長に就任し、列車の発着のたびにホームに立つ。
発車の際には挙手の姿勢で見送り、到着時には満面の笑顔で出迎える。
駅長は駅の業務だけではなく、駅舎内の一角にあるパン工房の店長も兼ね、
パンを販売するなど精力的に動きまわる。
その北垣さんが姫路市内のカラオケ店で歌っていたところ、
音楽プロデューサーに歌の才能を認められCDデビューをもちかけられた。
最初は戸惑ったものの、音楽を通じて地域の方を元気づけられればと快諾し、
「生きるって素晴らしい」など3曲を収録し発売する運びとなった。
発売を記念して、今日7月1日北条駅と栗生駅を折り返す北条鉄道の列車内で
CD発表コンサートを開く。
https://www.kobe-np.co.jp/news/hokuban/201606/0009228718.shtml
北条鉄道 女性駅長が歌手デビュー
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