本を読む場所といえば…書斎、寝室、図書室、電車の中などが相場である。
でも、ミステリーなら事件が起こった現場で読めば感激もひとしおかも。
長野県の伊那図書館では、この夏から南アルプスの北沢峠こもれび山荘と
中央アルプスの西駒山荘に「山の図書館」を置くという。
それぞれの図書館に50冊ずつ置いて、山小屋で読書を楽しんでもらう。
しかも、こもれび山荘には南アルプスを開拓した竹沢長衛に関する本を、
西駒山荘には山荘にゆかりの新田次郎の小説「聖職の碑」などを置く。
登山で疲れた時や天候不良の際のトランジットタイムに楽しんでもらえば、
という今年から始まる山の日を記念した企画である。
こうした公営の図書館に限らず、最近はブティックに本が置いてあったり、
本の内容と読む場所のマッチングにも工夫がこらされるようになった。
出版不況とはいうものの、読みたい本を読みたくなる場所に置くという
シンプルなサービスが忘れられていたのかもしれない。
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20160701/KT160630SJI090001000.php
山小屋で読書を楽しんで
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