「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2016年11月4日金曜日
おちんの神
長野県飯田市上村中郷地区は人口77人で、上村の中で最も少ない。
ここで生まれ育った野村武一さんはなんとか地区を活性化させようと懸命だ。
野村さんはUターン組で、名古屋に出て建設会社を経営していた。
その頃に、鋳物工場の社員から珍妙なものを譲り受けた。
男性のおちんちんをかたどった鋳物で、どこかの神社の御神体だったらしい。
とりあえず、会社の受付に置いていたら、出入りする業者から、
長年患っていた病気が治ったなどの声が寄せられるようになった。
現役を引退して2013年に帰郷した野村さんは、昨年この御神体を
南アルプスジオパークの名所の一つ「蛇岩」の前にほこらを設けて設置した。
すると、地域の人たちが拝むようになって
第一志望の高校に合格しましたという声も寄せられた。
そこで、おちん=落ちんをかけて「平成おちんの神」と命名し、
今月23日には蛇岩前のほこらに安置されている御神体を開帳する。
www.cbr.mlit.go.jp/tenjyo//jimusyo/office/data/ka20160120.pdf
上村の【蛇岩と平成おちんの神】
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