車を運転していて、食ってかかるようなもの凄いクラクションの音で、
車を車線から追いやってしまうようなドライバーがいる。
腹が立つし、イライラするし、精神上よくない。
太陽と北風の話ではないけれど、無理やり旅人のコートを剥ぎ取るよりも、
なごませ心地良くさせて、旅人みずからがコートを脱ぐやり方が望ましい。
京都に仏具であるおりんや鉦などを手がける「りんよ工房」がある。
ここでは昔ながらの製法を守っていて、おりんの音色は切れが良く、
うねりをもった余韻があるという。
つまり、人を不快にさせないやさしい音色というわけだ。
そこで、このおりんを自転車用ベルにしようということで開発を重ね、
1年前から「白井ベル」の名で販売している。
自転車用だからベルの厚みや大きさを工夫し、ベルをたたくハンマーも
おりんの撞木の材料である黒檀が使ってある。
お値段は3万円と5万円とやや高めだが、この9月に日本の優れた地方産品を
世界に発信する民間プロジェクト「The Wonder 500」」の一つに選ばれた。
おりんの音色で世界の交通安全をと、夢は大きく広がっている。
http://shirai-bell.com/about/
白井ベル
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