「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2016年12月2日金曜日
服で育てる
食育、農育、木育、森育…などいろんなものが教育の素材になっている。
そして、このまえ目にしたのは「服育」ということばである。
広島大学の大学院生伊達文香さんも服育に取り組んでいて、、
衣服のできる工程を通して社会の成り立ちを子どもたちに理解させる。
伊達さんは東広島市の市営農園で綿花を栽培している。
10月に地区の子どもたちと綿花を収穫した。そして、糸を紡ぐ、染める、
機で織るというワークショップを今月から来年3月までに3回開くという。
開催場所も町にある道の駅で、対象は小学生以上である。
ただ単に布を織り上げる技術講座ではなく、伊達さん自身が8回にわたって
訪ねたインドの縫製工場や綿花を栽培する人など、労働者の実態なども
紹介していく講座である。
着ることや飾ることは教えるが、どこでだれがどうやって作っているの?
というベースの部分がしっかりあってこその教育である。
https://www.fukuiku.net/fukuiku.html
服育とは
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