「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2016年5月10日火曜日
女子に魅力の高専の努力
島根県松江市にある松江工業高等専門学校は1964年に開校した。
ちょうど東京オリンピックの年にあたる。
それから42年経つが、今年度入学してきた新入生201人のうち、
21,9%にあたる44人は女子学生である。
開校以来最多の女子学生の数で、リケジョや土木好きのドボジョ
ブームが後押ししたという見方もあるが、必ずしもそうではない。
学校側としては、オープンキャンパスで「女性カフェ」と題した
女子限定の説明会を開催してきた。
エンジニアの仕事の魅力をマンガで伝える『エンジニア×エンジニア』
シリーズを制作するなど学校のPRが時代に合っている。
また、入学後の進路指導にも力を注ぎ就職率100%を達成している。
専門知識を学ぶことができ、その知識をちゃんと活かせる職につける。
こういう環境であれば、工業系の高専でも女子には魅力的に映る。
「いいムラは女が元気だと聞いています」
もののけ姫の中で主人公アシタカが語る言葉だが、
松江工業高等専門学校にもあてはまるにちがいない。
http://www.matsue-ct.jp/
松江工業高等専門学校
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿
お気軽にメッセージをお寄せください。