「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2016年5月13日金曜日
心を動かすもの
人を動かしたり、モノを動かすには、相手の心を動かさないといけない。
いくら魅力や特徴、さらには差別ポイントを力説したところで、
心に響くものでなければ共感は生まれてこない。
共感が生まれ、共振が起こって、じゃあなんとかしようということになる。
福井県坂井市にある長田鉄工所は金属の加工を行うので、
現場で溶接したり切断したり、技術だけではなく体力も必要となる職場だ。
「こんな零細企業に新卒なんて来てくれないだろう。でも将来を見据えて
若い人材を増やしていきたい」という思いだった小林輝之社長。
そこで、昨年6月から溶接体験のテーマパーク「アイアン・プラネット」を
設けて開放することにした。
テーマパークに関しては、クラウドファウンディングで開業資金を集める
挑戦が、地域の話題になっていた。
そのニュースを見た主婦が息子に「楽しそうな会社があるよ」と伝え、
息子の坂口優雅さんは長田鉄工所のインターンシップを申し出る。
インターンシップによって、溶接はじめものづくりへの興味が増し、
この4月に坂口さんは新卒社員として晴れて入社となった。
一番喜んだのは採用側の小林社長で、その喜びをブログやツィッターで
発信していくと、(ほっこりする)などのコメントが相次いだ。
http://iron-planet.net/
アイアン プラネット
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