「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2016年5月11日水曜日
意識の近くに置け
新聞雑誌同様に、本を読まなくなったことはまちがいない。
なにかわからないことがあったら、紙頼みではなく
スマホに質問するという方が多いのではなかろうか。
最近は小中学生でもスマホを持っていることが多く、
サクッとググってしまってしまい、本に手が伸びにくい。
そうした子どもたちを本へ近づけるために、
福井市の麻生津小学校ではこんな取り組みを行っている。
国語で夏目漱石の作品が出てきたら、漱石に関係ある本を
廊下に置いた机に並べておく。
理科の時間に春の花について学んだら、桜やチューリップなど
春の花に関する本を、生徒の目に触れやすいところに積む。
また、ボランティアによる読み聞かせや週1回の朝読書の時間
などが設定されている。
こうした地道な取り組みによって読書が好きという児童数が伸び、
本の貸出数も2014年度は前年の8765冊から10228冊と増えた。
そして、このたび特色ある読書推進に取り組む学校を
文部科学大臣が表彰する「子どもの読書活動優秀実践校」に選ばれた。
意識kの近くにモノを置く、マーケティングの常道である。
http://www.fukui-city.ed.jp/asozu-e/26syoukai-1011.html
「本校の読書活動について」
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