などと実行に移す前から断念している企画がないだろうか。
予算、場所、マンパワー、コンテンツなどなど諸々はじき出して、
ウ~ン、やっぱ地方では無理だよねえといったボツ企画はゴマンとある。
予算がなければないなりに、人がいなけれがいる人数で…
などと言ってるうちに、ムリムリのダメ出しがくる。
地方なりに、それなりにの思いでキラっと輝くイベントもある。
たとえば、今月4日に発表された「第3回静岡書店大賞」だ。
本屋大賞は全国の書店員がいちばん売りたい本を、
投票によって選ぶ賞として創設され、
NPO法人本屋大賞実行委員会が運営にあたっている。
しかし、静岡書店大賞は静岡県内で営業するすべての新刊書店の
従業員全てが投票権を有し、公立図書館・学校の司書も加わり、
およそ700人の投票によって大賞を決定する静岡の書店独自の文学賞だ。
今年で3回めを数え、小説部門の大賞には、
柚木麻子さんの『本屋さんのダイアナ」』が決まった。
大賞の他に児童書の名作ロングセラー部門、映像化したい文庫部門などがある。
地方を歩くと、本屋さんのないまちが多い。
昔は学校の近くやまちの中心部に必ずと言っていいほどあった本屋さんは、
どんどん減少していく傾向にある。
ネット販売や電子書籍などの台頭によって、
文化の拠点として、情報が集積する場所としての存在意義が薄れつつある。
しかし、北海道のくすみ書店みたいに
「なぜだ!?売れない文庫フェア」とか
「本屋のオヤジのおせっかい 中学生はこれを読め!」フェアなど
面白いイベントを行っている本屋もある。
くすみ書店の話は、またいつか取り上げることにして、
静岡書店大賞は、地域全体に活気を与える好イベントだと思う。
ローカル色、といった時に、あなたはどんな色をさしますか?
http://sstaisyou.eshizuoka.jp/c55716.html
静岡書店大賞
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