「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2015年2月17日火曜日
旬の人を使わない手はない
男子テニスツアーのメンフィス・オープン、シングルス決勝で錦織圭選手が優勝、
大会史上初の3連覇を達成した。
昨年の全米オープン準優勝、今年の全豪でベスト8に入った錦織選手の
活躍はめざましく、初の4大メジャー制覇に期待がかかる。
テニス教室の会員が増えたり、ラケットやウェアなどの売上げがアップしたり、
錦織効果は相当なものがあるが、彼の出身地島根でも熱い風が吹いている。
かつて錦織選手が練習したコートはじめゆかりの地をめぐるツアー商品の企画、
松江をテニスのまちにという掛け声のもとにテニス教室開催、
日本テニス協会が行っているジュニか世代や指導者の合宿誘致などなど。
雲南市にある加茂中央公園にはテニスコートが3面あるが、
錦織選手が練習に使っていたコートを「Kコート」と名付けた。
おもしろいことに、そのコートで練習した後に幼かった錦織選手が忘れていった
という名前入りのテニスラケットも展示してあるとか。
いくら幼かったとはいえ、ラケットを忘れたら必死で探すだろうに、
それでも見つからなかったのだろうか。
そんな詮索はともかく、地元出身の旬な人を地域おこしにということだが、
一過性のものにしないための掘り下げも忘れないようにしたい。
http://www.sankei.com/west/news/150119/wst1501190001-n1.html
錦織ブームに乗れ! 日本で“最も目立たない県”の思惑…
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