「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2015年12月1日火曜日
人間国宝が伝授
漆職人、蒔絵職人と聞いただけで、なんだか重々しい雰囲気がただよう。
漆というのは漆の木から取れる樹液であり、強い接着力と美しい光沢があり、
漆を使って器や工芸品などをつくり上げるのが漆職人である。
こちらの方は、なんとなくイメージができるが蒔絵の方はいかがだろう。
装飾を加えようとする木面に漆で文様を描き,その上に金,銀,錫の粉や
色粉を蒔いて固めたものとある。
いずれにしろ、ちょっと学んだだけでは見事な出来映えとはいかないようだ。
こうした職人、しかも人間国宝の方が子どもたちに技法を教えるという
出張授業が岩手県釜石市の白山小学校で行われた。
蒔絵の人間国宝で漆芸家の室瀬和美さんが蒔絵や漆に関する講義を行い、
その後に蒔絵の技法のひとつである「地蒔き」の技法を伝授した。
この催しはサントリーと日本工芸会による「おもしろびじゅつ教室in東北」の
一環であるが、なかなか触れる機会がない伝統工芸を
子どもたちに伝授していくのはとても大切なことである。
http://mainichi.jp/feature/news/20151127ddlk03040203000c.html
出張授業:蒔絵の技法「地蒔き」
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