「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2016年1月20日水曜日
産・学・植の連携
浜辺というのは海に面しているから、自然条件はなにかと厳しい。
波が浜を洗うし、波しぶきもふりかかってくる。
さらに風が強いと砂が舞って、なかなか落ち着くことがむずかしい。
しかし、こんな環境にも適応している植物がいる。
ハマユウとかハマボウフウといった植物で、後者は薬草にもなる。
そのせいか、近年食用目的で採っていく人が増えている。
島根県出雲市の出雲農林高校では建設コンサルタント会社の支援を得て、
出雲市西園海岸でハマボウフウの増殖活動を行っている。
気象観測機器を使って、ハマボウフウが根付く適温などを研究し、
これまでに約9000本を植えた。
一方、建設コンサルタント会社では植物にミネラルを補給する成分
「フルボ酸」入り植物活性剤を開発し、
農業分野への活用を考える中で、同校に提携を持ち掛けたというわけだ。
ハマボウフウは食用としても貴重だが、砂浜の砂の飛散を防ぐなど
海岸侵食から守るはたらきもしている。
産・学・植の連携がうまくいけば美しい海岸を守ることができる。
http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/hamaboufu.htm
ハマボウフウ
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