「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2015年8月13日木曜日
ゴミの山が宝の山へ
夕張市といえば、メロンのまち、映画祭、そして財政再建団体など、
栄光と衰退の歴史が刻まれている。
もともと炭鉱の町として栄え、1889年に夕張採炭所が設置された。
その後鉄道の開通により発展し、優良な鉄鋼コークス用原料炭を産出。
最盛期の1960年代には夕張鉱業所として一砿・二砿・三砿・清水沢砿を有し、
年間100 - 150万tの出炭量を誇ったという。
しかし、時代とともに石炭は輝きを失い1990年に最後の鉱山も閉じた。
かつて石炭採掘で出てきた土砂の山である「ズリ山」も取り残されたまま。
閉山から15年、わびしくたたずむズリ山が光を取りもどそうとしている。
夕張市の建設業者が石炭を採鉱するプラントを備えた
「夕張高松ズリ選炭工場」を今月5日に完成させた。
このプラントでは稼働時期の4月~11月までに年間約3万トンを採取する。
販売は商社を通じて製紙工場や製糖工場へ出荷していく。
ゴミの山と呼ばれ、やっかいものだったズリ山が宝の山と生まれ変わる。
http://www.ab.auone-net.jp/~haikyo/haisen/yuubari/yuubari.html
北炭夕張炭鉱
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