「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2015年8月18日火曜日
在来線応援団
新幹線が走るようになると、沿線の市町村は恩恵を受けるが、
並行在来線などは一気に火が消えたようにさびしくなってしまう。
新幹線が飛ばす駅をフォローしていく地域の生活鉄道という位置付けだが、
赤字がかさみ第三セクターに移管され、やがて廃線という道をたどることが多い。
この春、北陸新幹線が開業したが、在来線のあいの風とやま鉄道は、
路線を守るために、開業前に「ファンクラブ」が設立された。
会員には団体でも個人でもなることができ、現在個人と団体を合わせて
およそ7200に上っている。昨年10月からの会員募集開始だから好成績である。
クラブ会員には利用期間限定の一日フリーきっぷ(大人1500円相当)が贈られ、
自分たちの駅は自分たちがどんどん利用して守っていこうというスタンスだ。
時代とともに交通機関も変わっていくが、
鉄道の場合、駅舎跡やレールや枕木が取り除かれた軌道を見るのは物悲しい。
http://ainokaze.co.jp/
あいの風とやま鉄道
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