「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2016年10月7日金曜日
2頭目のゴリラ
観光スポットというものは、得てして人が勝手に自然をねじ曲げることもある。
大海原に落ちてゆく夕陽、緑の中を真っ白な飛沫を上げて駆け落ちる清流…
あるがままの自然が一番なのに、なにかと演出したがる傾向がある。
そうした中、「あっ、そうだったんだ」と今更ながら気づくスポットもある。
沖縄県伊江村、島の北西に位置する水源地の近くにある岩が、
ちょこんと座っているゴリラの姿にソックリ!
岩に生えた草木がゴリラの毛のようにも見える。
そこで、伊江村ではこのゴリラ岩を新たな観光資源にしようと動き出した。
実は、村のシンボリックな存在である城山も角度によってはゴリラに見え、
元祖ゴリラ岩として君臨している。
元祖ゴリラ岩に加えて2頭目のゴリラ岩が出現したわけで、
「島にいる大小2頭のゴリラの物語」とか
「湧出の水を飲んで大きく育ったゴリラ」など演出する物語が語られ始めた。
国内の井戸にまつわる伝説などを読むと、弘法大師にちなむものが数多く、
昔から人は何かしら”格好つけ”をしたいのかもしれない。
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-369902.html
伊江に新ゴリラ岩
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