秋田県の北東部に位置する小坂町はかつて小坂鉱山など鉱山資源で栄え、
江戸時代には津軽街道が通る盛岡藩の領地であった。
鉱山は愛媛県の別子、栃木県の足尾と並んで日本三大銅山と呼ばれ、
町には栄光の歴史を語る白壁木造3階建ての小坂鉱山事務所が建っている。
また、近代の芝居小屋のうち伝統的な形式を踏襲しつつ、優れた洋風意匠を
取り入れた現存最古のものとして歴史的価値が高い康楽館も健在だ。
この風格ある2つの建物は国の重要文化財で、小坂鉄道レールパークの一部は
国登録の有形文化財となっている。
町では、小坂鉱山事務所をイタリアの世界遺産サボイア家の王宮、
康楽館をパリのオペラ座にもひけをとらない世界レベルの建築物と捉え、
大判ポスターを作ってアピールに懸命である。
地域に遺っている建築物の中には世界の著名なものと比較しても
遜色のないものもある。
面白半分ではなく、ある程度のしっかりした根拠を持ってPRしていきたい。
http://www.town.kosaka.akita.jp/kozan/
小坂鉱山事務所
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