「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2017年4月20日木曜日
アニマルファースト
国内の動物園で入園者数が最も多いのは旭山動物園だが、第3位は?
九州は福岡県大牟田市にある大牟田市動物園である。
2016年度は25万人が入園した。
それだけ人を集める秘密は何か?
ひとつは動物lの魅力を活かしたイベントの開催である。
そして、もう一つは動物福祉を重視した飼育が注目を集めている。
動物福祉とは初めて聞く言葉だが、日本動物福祉協会のHPでは、
「動物が精神的・肉体的に充分健康で、幸福であり、
環境とも調和していること」とある。
~自分の気持ちの思うままに、気の向いたときだけかわいがることは、
動物福祉が満たされているとは言えず、
「かわいがっている=福祉に配慮している」とは言い切れないのです。~
と核心をついた文章が載っている。
とりわけ、動物園ともなると入園者の目にさらされるだけで、
動物にとってはストレスであり、芸を仕込まれるのも苦痛かもしれない。
そのあたりの動物への心づかいにおいても大牟田市動物園の獣医師さんは
しっかりわきまえていて、ハズバンダリートレーニングなどを行っている。
ハズバンダリートレーニングとは『受診動作』などと訳されていて、
動物側に協力してもらいながら、医療行為やケアなどを行うための訓練だ。
このトレーニングを行う事で、押さえつけたり、強制的にやらせなくても、
様々なケアが出来るようになるという。
なるほど、まずはアニマルファーストということである。
http://www.omutazoo.org/
大牟田市動物園
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