「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2017年4月4日火曜日
どろどろで豊作
瑞穂の国…農業国であった日本には予祝儀礼というのが今も行われている。
豊作か不作かといった、その年の作況を占うのである。
その占い方も、地方それぞれにいろんな方法があるが、
福岡県朝倉市の阿蘇神社の「泥打ち祭り」は一風変わっている。
浴びるほど酒を飲まされた阿蘇神社の代宮司はスタート地点で、
全身に泥を塗りつけられ、ふらふらした足取りで、
500メートル離れた道祖神まで歩いて行く。
道路沿いには12人の子どもたちが待ちかまえていて、
子どもは手にした泥弾を代宮司に投げつける。
白装束だった代宮司は、飛んでくる泥弾をがんがん受けて、
あっという間に泥にまみれてしまう。
その汚れ具合で、今年の吉凶を占うというもので、
今年は衣装の白い部分がほとんどわかなくなったので豊作とか。
江戸時代から続くとされる福岡県の無形民俗文化財である。
http://www.city.asakura.lg.jp/www/contents/1297663906172/
泥打ち祭り
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