「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2015年3月13日金曜日
アジアの東と西を結ぶ
今年の干支は羊である。羊の毛は衣料の貴重な原料となり、肉は食用として利用される。
その上、羊の皮まで使わせていただこうということだから、人間もずいぶん勝手である。
皮を何に使うかといえば紙、つまり羊皮紙として利用するということだ。
たしかに羊皮紙という名前は小さい頃に聞いたことがあり、
今みたいに紙がふんだんにない時代には、いろんなものに記録したもんだと感心した。
羊皮紙は1頭の羊からA4サイズで、たったの8枚くらいしかとれないとか。
それでも紙に比べると風格があり、表彰状などに使われている。
北海道の士別は羊の飼育が盛んで、ここではサフォーク種という羊を飼っている。
サフォーク種発祥の地はトルコで、士別の町おこし団体「士別さ研究会」は、
現地へ視察に飛んで加工方法や販売状況などを学んだ。
そこで、士別の羊の皮で羊皮紙を、となったわけだ。
この夏、士別市で行われるハーフマラソンの表彰状にさっそく羊皮紙を使うという。
サフォーク発祥の地トルコのベルガマはアジア大陸の西端、一方士別はアジアの東端、
アジアの東と西が羊皮紙で結ばれる。
http://www.youhishi.com/travel5.html
羊皮紙誕生の地 ペルガモン (トルコ ベルガマ)
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