「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2015年3月14日土曜日
「新しい」を追求していく。
常に先を見ておかないと、いつまでも安住の地が保証されているとは限らない。
企業にとってそれは宿命であり、たえずなにがしかの「新しい」を追求していく。
山田錦といえば、銘酒といわれる国内の日本酒の多くのブランドに使用されている
高級酒米である。
この山田錦の産地である兵庫県北播磨は、国内生産の75%を生産している。
ところが、農産物や海産物に規格外といわれる色やサイズが異なるものがあるように、
山田錦にも割れたり欠けたりした規格外の米がある。
規格外米をなんとか利用する手立てはないか?
県民局が規格外米を使った商品の企画を募集したところユニークな提案が集まった。
一つは山田錦を使って焼きドーナッツやクッキーを作るというアイデア。
甘麹を練り込んであり、ふんわりとしてモチモチとした食感が好評だった。
おつまみクッキーは、山田錦の米粉に小麦粉を混ぜ、天然バターで焼き上げた。
ゆずコショウや京七味を隠し味にして添加物は一切入れていない。
さらに、食品だけではなくせっけんを開発したものもあった。
山田錦の玄米を極小の粒子にして混ぜたら、泡立ちが良くサッと流れるものになった。
多角的な視点から見つめて創意工夫を凝らす、ネクストのために。
http://www.kuheiji.co.jp/tagayasu/index.html
山田錦の栽培、醸し人九平次の米作り
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿
お気軽にメッセージをお寄せください。