「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2016年4月27日水曜日
フラ女将
東日本大震災で被害を受け、とりわけ観光地が以前のにぎわいを
とりもどすまでは、なかなか大変である。
福島県いわき市のいわき湯本温泉でも減った観光客を回復しようと、
このたび「フラ女将」という小冊子を5000部作った。
湯元温泉の女将たちでつくる湯の華会の会員を中心に、和の文化と
スパリゾート・ハワイアンズのフラ文化を融合したまちづくりの
一環で、冊子には女将紹介の女将図鑑、温泉マップ、まち歩きコース、
スイーツの紹介などが盛りこまれている。
さらに、冊子の発行にとどまるだけではなく、地元の蔵元と組んで、
フラ女将ラベルの純米酒を提供したり、蔵元の酒粕入りの
フラ女将カレーを販売するなどフラを核にした活動である。
天災によって大打撃を受け、商いが立ちゆかなくなると、
なんとか往時の賑わいをということで地域は知恵を絞る。
それが起爆剤となって以前に増しての繁栄が築ければいいが、
物理的ダーメージや負のイメージを回復するためには、
並々ならぬ覚悟と努力が必要である。
http://www.minyu-net.com/tourist/hama/FM20160420-067635.php
いわき湯本温泉、女将目線で紹介
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