「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2016年4月5日火曜日
奥ゆかしいオイラン
ずいぶん古い話で恐縮だが、かつて読売ジャイアンツに「8時半の男」
なるピッチャーがいた。
名前は宮田征典、∨9時代の抑えの切り札で、ナイターの終盤、
午後8時半頃にマウンドに上がることから、そう呼ばれた。
一方、名古屋市港区にある名古屋港水族館には「午後4時半の魚」
と呼ばれる魚がいる。
楊枝のように細長く、紅白の派手な姿が花魁をイメージさせるので、
「オイランヨウジ」という名前を持っている。
ヨウジウオの仲間で、動物性プランクトンを食べるという。
水族館で特別に採集したり購入したわけではないのだが、
海藻などに付着していたオイランヨウジの卵が孵化して成長した。
こちらのオイランはずいぶん奥ゆかしいらしく、
昼間はほとんど姿を見せないで、午後4時半位になると、
どこからともなく現れ、艶然と泳いでいるという。
時折、細くなった後ろの部分を傘のようにひろげることもあるとか。
法外な花代も要求されないだろうから、ゆっくりとご観賞あれ。
http://zukan.com/fish/internal2092
オイランヨウジ
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