少子高齢化の波をもろに受け、後継者不足ひいては集落の存亡の危機
まで迫られることになる地方にとって。人口増は切実な問題である。
各自治体があの手この手でUターン、Iターン者の獲得や、
地域内の未婚者に伴侶を得てもらおうと婚活に乗り出す。
結婚して居住してくれることになると、今度は子どもをという
ことで、まるで初孫の顔を見たがる親のようだ。
高知県は故はらたいら、やなせたかし氏はじめ青柳裕介、岩本久則、
安倍夜郎、浜口奈津子、森山大輔など漫画家を数多く輩出している。
そこで、仁淀川町では町の魅力を漫画で発信しようと『君恋四季物語』
を制作し、移住者相談会などで配布している。
描いたのは高知インディーズマガジンに作品を掲載している
高知在住のフジハラサオリさん。
仁淀川町出身で大学進学後東京で働く主人公が季節ごとに故郷へ帰り、
だんだんと故郷の魅力に気づいていくという物語。
個人的な話だが、筆者も鹿児島市内のマンガで地域を元気にしようと
活動するNPOのメンバーで、マンガのチカラというものに賭けている。
そういう目線で昨今のいろいろな地方の取り組みを見ていると、
マンガ、アニメ、ゲーム、動画といったツールを使った仕掛けが
やたら多いことに気づく。
クールジャパンは異国だけではなく、本国でもはじけ始めている。
http://news.danon.jp/info/post-6930-6930
『君恋四季物語』
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