ブーム(boom)の語源は蜂がブーンブーンと舞う羽音からきてるとか。
にぎやかな舞台の上で絶頂を極めている時はいいけれども、
ブームというのはそうそう長くは続かない。
よって賞味期限が切れる前に、次のニューフェイスを送り込まないといけない。
ブームが作り上げられるのは、メディアに負うことが大きい。
日曜夜のNHKの大河ドラマもそうしたメディアの一つだが、
歴史を掘り起こしてなんとか地元が舞台の大河ドラマを放映できないかと、
各自治体がし烈な競争をくりひろげている。
昨年の大河ドラマは「軍師官兵衛」で、黒田官兵衛にゆかりのある福岡、
姫路、中津などがドラマの随所に出てきた。
大分県の豊前国中津黒田武士顕彰会はドラマの放映期間中に
ゆかりの地をめぐるバスツアーの開催や会員自作の詩や踊りを披露した。
こうした活動が年間95回というから、本気モードである。
そして、大河ドラマが昨年末に終わり、問われるのはこれからである。
ドラマに登場した宇都宮氏が拠点とした福岡県築上町との交流はじめ、
官兵衛がらみで生まれた接点は多い。
そうしてつながったものがドラマ放映期間という一過性ではなく、
ドラマを機に末永く強い絆で結ばれていくよう親睦を深めていくという。
こうした活動は得てして消滅しがちなので、
歴史という枠にとらわれない暮らしや産業、文化、芸術など
あらゆる分野を総動員しての活動が必要なのかもしれない。
http://blog.goo.ne.jp/kuroda-bushi
豊前國中津 黒田武士顕彰会
0 件のコメント:
コメントを投稿
お気軽にメッセージをお寄せください。