といった方は少なくあるまい。
日本へ観光ビザでやって来たけど、急に体調を崩し日本の病院の治療を受けたいので、
急遽、観光ビザを医療滞在ビザへ切り替えたといった例もある。
医療滞在ビザだと保険が適用されないので、かなり高額になることは否めない。
そうした突発的な疾患の治療だけではなく、持病を治すために日本の病院にかかりたい
という外国人は多い。
2012年度に野村総合研究所が行ったアンケートでは、東京で25の病院が、大阪では8、
そして、北海道では6の病院が外国人患者を受け入れている。
北海道が6というのはロシアに近く、国際医療交流によってロシアの病院と医療提携を
結んでいるからで、脳梗塞患者など200人以上を受け入れている。
人口減少、過疎化によって地方の病院は患者の数が減り、維持に大変なところが多い。
そこで、地域医療活性化の方策として出てきたのが、外国人患者を受け入れる仕組みである。
医療(メディカル)ツーリズムと言われ、2010年6月に閣議決定された「新成長戦略」の
一つに位置づけられている。
しかし、名所を訪ね名物を食べてという一般の観光とは異なり、
外国から来るお客様は病を治し、健康を取り戻しに来るわけだから、
地方の病院が、すぐに受け入れ体制を整えるには多くの困難を伴うにちがいない。
クリアすべき問題は多いが、うまくまわっていけば医療の国際貢献と地方の活性化の
特効薬となる可能性は高い。
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/feature/CO003962/20130911-OYT8T00399.html
医療観光滞在
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