「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2015年7月9日木曜日
天竜杉のシステムキッチン
天竜川は長野県から愛知県、静岡県を経て太平洋へとそそいでいる。
流域は温暖で雪害が少なく、育林するのに恵まれた気候だと言われている。
この群を抜く育林環境の中で育った天竜の木々は根曲がりが少なく、
まっすぐで節も少ない木材として有名である。
ここで育った天竜杉の間伐材を活用しようと浜松市の会社が開発に着手し、
セミオーダー式のシステムキッチン「UROCO na KICHEN」を製品化した。
UROCO=ウロコは杉の皮に近い部分を化粧したもので、
表面を焼いたり磨いたりして凹凸感を出す浮造り技法を駆使している。
さらにウレタン塗装によって木目の美しさを際立たせてある。
色も選べるように20色を準備し、組み合わせによって季節感だとか
使う人の個性とかを自由に表現できる。
システムキッチンというと、いかにもスタイリッシュで金属的な感じだが、
そこに杉の木のもつやわらかみやあたたかみがただよってくる。
まだまだアイデア次第で、木の用途はひろがっていきそうだ。
https://www.atpress.ne.jp/news/64997
UROCO na KICHEN
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿
お気軽にメッセージをお寄せください。