「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2016年2月17日水曜日
使い手がつくり手になる
シルバー人材センターは各自治体にあるが、登録者の中には、
すごい知恵や技をもった人たちがいる。
それを、あまり市民にわかりやすく語ってくれないので、
仕事の質よりも料金的なもので、お願いということが多いようだ。
滋賀県竜王町のシルバー人材センターでは、冬場に仕事が減るので、
みずから製品をつくって販売しようという攻めの姿勢に出た。
できあがったのが熊手だが、そんじょそこらの熊手ではない。
肉厚な竹を使い、爪は金属製のリベットで固定するので頑丈である。
そもそも、会員が草刈り作業を頼まれた時に市販の熊手を使ったが、
耐久性に問題があり、ではみずからつくろうということになった。
昨年350本を生産し、それでも生産が追いつかなく、今でも2~3ヶ月待ち。
”ありそうでなかった商品”と同センターの事務局長が語っているが、
ありそうという手応えをつかんでくるのは、やはり使い手で、
つくり手でもある会員の知恵と技あればこそである。
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20160211000043
頑丈な熊手、数カ月待ちの人気
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