「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2016年6月30日木曜日
この道はいつか「せこ道」
キラキラしたまぶしいほどの輝きはないけれど、掃除が行き届いていて
四季折々に花々が目を楽しませてくれる通りを見かけることがある。
その通り沿いに暮らす人たちの心が伝わってくるような家並みだ。
愛知県半田市亀崎地区には、家々を縫うように(せこ道)が延びている。
せこ道とは生活の道という意味である。
このせこ道を「見せるせこ道」として活用しようと、
およそ300mの道沿いに案内看板を設置したり、プランターを置くなど、
だれもが気軽に散策を楽しめるよう整備を進めている。
せこ道はなだらかな坂になっていて、「亀崎の尾道」との愛称もある。
NPO法人亀崎まちおこしの会が取組んでいる空き家対策事業の一環だが、
魅力的なせこ道を印象づけ、多くの人に愛着をいだいてもらおうという趣旨だ。
全国チェーンの画一的なお店が並び、個性を失いつつある地方にあって、
昔から親しまれてきた通りや町並みを維持していくことは大変だが、
力を合わせ知恵を絞っていけば、後世の人が誇りに思うインフラに
なっていくと思いたい。
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亀崎空家再生プロジェクト
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