「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2016年7月29日金曜日
ホヤの起死回生策
ホヤという海産動物を初めて口にした時、その食感に今まで味わった
ことのない一種独特のものを覚えた。
姿形も植物のようで、なんとなく貝にも似ているが、れっきとした動物である。
口に入れた時の独特の香りもエグイので、好き嫌いがはっきり分かれそうだ。
国内でのホヤの産地といえば宮城県で、国内の8割のシェアを持っている。
ところが東日本大震災で被災し、さらに韓国がホヤ輸入禁止を打ち出した。
韓国の輸入禁止のために生産過剰による値崩れを防ごうと、、
漁協ではなんと1万トン弱のホヤを処分しているという。
度重なる困難に対して、なんとか起死回生を図ろうと頑張っている。
石巻市谷川浜のホヤ養殖業渥美さんは、仙台市の仙台ロフトで
ホヤのワークショップの講師を務めた。
ホヤは丸い方が肉厚、とか、生きているホヤはつつくとふくらむ
といった漁師直伝の話を披露したりして、ホヤの魅力を語った。
また、生産者や加工業者でつくるPR団体「ほやほや学会」は
『女川ほやほやツアー』を企画し、船上試食や利きホヤ体験などを行う。
さらに、宮城県でも看板食材にしようと首都圏でのPR事業を展開、
宮城県産ホヤを食べることができるお店を網羅したパンフを配布した。
努力が実ることを、陰ながら応援したい。
http://temaeitamae.jp/top/t5/d/handlefish.hoya.html
ホヤ刺し身の作り方
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