「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2015年4月25日土曜日
赤電
北の大地のパイオニアであレジェンドであったJR北海道の711系車両が年内に姿を消す。
車両の色から通称「赤電」と呼ばれ、1968年にデビューした北海道初の電車であった。
私ごとだが、今から30数年前に北海道を鈍行ででまわろうと旅立ったが、
目的地までおそろしく時間がかかり、さすがに鈍行だけではなく急行も使った。
たしかその時に乗ったのが711系の赤とクリーム色のツートンカラーの車両だった。
鈍行から比べれば格段に速く、乗り心地の良さにほっとした記憶がある。
この赤電がなくなるということで、道内の鉄道愛好家でつくる「北海道鉄道観光資源研究会」が
保存計画を立てた。
車両を保存する場所を提供してくれる企業は見つかったが、要は車両の買い取りである。
総額で500万円ほどかかるが半分弱が足りない。
そこで、最近注目を集めているクラウドファンディングを利用した。
すると、募集から79時間後には200人超から234万円が集り、計画の実現が可能となった。
本来ならレールの上を走ってこそ列車なのだろうが、合理化、老朽化かれこれ理由があり、
引退に追い込まれる車両が多い。
目をつむれば、記憶の中をコトコト、コトコト列車が走っている。
記憶の中からぐっと身近に引き寄せ、あの感動にひたりたい人も多い。
http://matome.naver.jp/odai/2140016486656971801
赤電のまとめ
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