「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2015年4月3日金曜日
なるほど、こんな手があったのか?
病院は白か薄いブルーなどが基調で、清潔感があって、バリアフリーで…
といったように機能や用途、利便性でもって建物のイメージを描いてしまう。
では、街なかにある献血ルームはどうだろう。
血液が不足する時期になると、職員が街頭で献血を呼びかけているのを見かけるが、
ふだんからもっと立ち寄りやすい装いにしておけばいいことに気づく。
血液を採取する場所だから、当然衛生面などには気を配らなければいけないのだが、
まず人に来ていただくことが第一歩と考えれば、ルームの外観や内装はもっと考えていい。
先月18日にオープンした神奈川県の横浜駅西口献血ルームを訪ねてみよう。
なんだなんだ!壁には古いレコードのジャケットが飾られ、ジャズが聴こえてくるではないか。
待合室ではヘッドホンで音楽を楽しめる。
それもキャンディーズ、山口百恵、矢沢永吉、ビートルズ、、ストーンズなどなど。
ここは中年オヤジの隠れ家ではないかと思ってしまう。
改装前の調べで、献血ルームの利用者は4分の3以上が男性で、40~60代が多かった。
それならメインターゲットに絞った内装や設備にしようということでこうなったとか。
また、近くにはコミックを揃え若者をメインターゲットにした献血ルームもある。
なんでも画一的に見てしまうと、利用者の本音がわからない。
こうした手法は、まだまだいろんなところで使えるような気がする。
http://www.yomiuri.co.jp/local/kanagawa/news/20150328-OYTNT50340.html
大人の隠れ家的な献血ルーム
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