「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2015年6月11日木曜日
一球一球に心をこめて
ここ数年のことだが、プロ野球を見ていて捕手がやたらボール交換するのが気になる。
ワンバウンドした玉を捕球すると、すぐにニューボールを要求する。
ひと昔前は、三塁線のゴロのファールを三塁手が捕球したら、
そのまま投手に投げ返し、投手は手のひらでボールをこねて投げ続けた。
ほんのちょっとしたことで投手の投球に乱れがあってはならないということで、
次から次へとニューボールが渡されていく。
プロの世界だからと言ってしまえばそれまでだが、ボール一個を両軍ナインが
総出でさがしまわった草野球世代には、やや贅沢に映る光景である。
岡山県の津山商工の福井コーチは、使い古された硬式球を再生する「エコボール」
への取り組みを呼びかけ、その仕組みが先月整った。
県内7つの学校で使う硬式球で傷ついたものは、切れた糸をはずして新たに縫い直す。
縫う作業を請け負うのは県内5つの障害者施設で、1球に付き50円が支払われる。
ふつう、傷ついたボールはテープを巻いて打撃練習用に利用するが、
再度縫い直したボールは投球練習用にも使うことができる。
一球一球に心がこもっているようで、練習の励みになることだろう。
http://koshien.mainichi.jp/news/20150606ddlk33040557000c.html
エコボール
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