「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2017年2月10日金曜日
へその活用
1884年、世界の時刻の基準となる子午線は、国際子午線会議で決まった。
英国グリニッジ天文台を通る子午線を本初子午線とし、
そこから15度間隔で1時間ずつ時差のある時刻を採用することになった。
日本では2年後の1886年に日本標準時の標識を兵庫県明石市に建てた。
子午線は地球を南北に通っているから、明石市だけが子午線上ではない。
明石市よりも北に位置する西脇市も子午線上のまちである。
ただ、ここには緯線(北緯35度)も通るというラッキーがあった。
そこで、東経135度北緯35度がクロスするまちとして「日本のへそ」を
アピールし、1985年にはJR「日本へそ公園駅」も開業した。
経緯度地球科学館も1993年にオープンし観光客も増えたが、
訪れたお客様としては日本のへそに立ったという証明が欲しい。
そこで、「日本のへそ到達証明書」というものを発行することにした。
証明書はハガキ大で、1枚100円で市の観光協会などで発行している。
「日本のへそ」という西脇市が作ったパンフレットを見ると、
いろんな「へそ活」が行われているのがわかる。
日本にひとつしかない、いわゆるオンリーワンだから、さらなる活用を!
http://www.nishiwaki-kanko.jp/guide/heso/
日本のへそ 西脇市
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