「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2017年2月2日木曜日
熊本城復興へ徳島が後押し
昨年4月の熊本地震で、熊本のシンボル熊本城が大きな被害を受けた。
加藤清正が造った天下の名城の無惨な姿を見るのは痛々しい。
少しずつ復興が進められていくわけだが、
熊本城は城郭はもとより石積みの美しさで多くの人を魅了した。
その石積みの技法を学ぼうと、熊本県職員が出かけたのは、
四国は徳島吉野川市の「高開の石積み」。
高開の石積みは300年以上前に造られ、匠の技が施されている。
高開は平らな石が多く使われているのに対して、熊本のは丸い花崗岩が
多く使われている。
そこで、長年地元で石積み修繕に取組む匠は「丸い石の勾配をゆるくし、
反らせて使えば耐久性が増す」とアドバイス。
こうした石積み修繕の技術はマニュアル化され、熊本城だけではなく、
ミカン栽培が行われている石積みの段々畑の修復にも活かされる。
匠の技で復興を後押しする姿は、すがすがしく頼もしい。
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2017/01/2017_14853936154147.html
熊本県職員 技法学ぶ
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